いつのまにか9月。
早朝のお散歩はめっきり涼しくなったけれど、日中はやっぱり猛暑。
石段に文庫の看板を結びつけてたら、じりじりと首筋が暑い。
今日はどなたも見えなくて、文庫で自分のための本探しをする。
おはなしの会の仲間と続けている、絵本の勉強会があって、
今月は私の担当。
渡辺茂男さんの『くるまはいくつ』などがテーマで、その資料だ。
幸い、探した本のほとんどが文庫にあって、どっさり持って帰ることになった。
うーん、やっぱり文庫の蔵書はすごい。
それで見つけたのが、同じ渡辺茂男作の『じどうしゃ じどうしゃ じどうしゃ』
本の体裁としては、絵本ではなく幼年童話だが、
字は少しで、どのページも車の絵がいっぱい。
お客を乗せたタクシーが、原っぱの中の一本道で、渋滞に巻き込まれる。
なんで停まっているの、と前の車に聞きに行くと…
伝言ゲームみたいに返事がどんどん変わるのも面白いけれど、
並んだ車の、バラエティーに富んでいることといったら。
乗り物好きの子どもなら、絶対喜ぶこと請け合いだ。
さて、大渋滞の原因は…?
なるほど。
お出かけだった和子さんが、途中で帰ってこられたけれど、
ずいぶんお疲れになった様子。
早く涼しくならないと、しんどいね。
冬野の田んぼでは、そろそろ稲刈りも始まっている。
次の文庫の日は、9月16日です。
(芝 直子)