4月1日土曜日 14時から
正教寺本堂にて
花まつりを開催します
参加費は無料
お供えのお花を持ってきてくださいね
花まつりはお釈迦さまのお誕生のお祝いです
花で飾られた花御堂の誕生仏に
お花を備えて、甘茶をかけてお祝いします
まゆーら文庫の芝直子さんが
昔ばなしの語りや絵本を読んでくれます
どんなお話かお楽しみに
4月1日土曜日 14時から
正教寺本堂にて
花まつりを開催します
参加費は無料
お供えのお花を持ってきてくださいね
花まつりはお釈迦さまのお誕生のお祝いです
花で飾られた花御堂の誕生仏に
お花を備えて、甘茶をかけてお祝いします
まゆーら文庫の芝直子さんが
昔ばなしの語りや絵本を読んでくれます
どんなお話かお楽しみに
今年の桜は早い!
もうあちこちで山桜が開花して、山が白くなっている。
ソメイヨシノももうすぐ咲くなあ。
次回の文庫の日、4月1日は、花祭り。
もしかしたらソメイヨシノは満開で、皆さんお花見に繰り出すかしらん。
文庫にも来てくれたらいいな。
今日の文庫はお客様が無くて、一人で本を読んでいたら、
和子さんが「誰もないから、お話して」と言いながら入ってこられた。
小さい子向けのお話か、大人向けか、と思案したが、
「前に聞いた和歌山のお話、タヌキの話がもう一回聞きたい」とのこと。
ああ、『扇之芝のたぬき』ね。
あれならいつでも語れる、私にとっては特別なお話だ。
何しろ、小さい頃から父親に何度も聞いた、地元のお話だから。
扇之芝と言うのは、和歌山城の北西の角、三年坂を上がった所。
県立美術館の反対側になって、三角形の扇の形からそう呼ばれている。
昔々は、そこにタヌキが出て、悪さをしたというお話だ。
最近では誰も信じてくれないけれど、私の小さい頃にはお城の中の動物園に、
タヌキとキツネが飼育されていた。
父親からタヌキの話をしょっちゅう聞いていたものだから、
檻の中のタヌキを見て、「お前か!」と思った記憶があるもの。
和子さんにお話を聞いてもらってから、絵本の整理をしていたら、
懐かしい本を見つけた。
前回の『ジェインの毛布』と同じくらいに古くからある、
ハンス・フィッシャー作の『こねこのぴっち』。
石井桃子さんの訳で、70年くらい前に出版されたものだ。
田舎の農場に暮らす動物たちの様子と、子ネコのぴっちがとにかく可愛くて、
昔、一番上の子どもに読み聞かせてから、何度読んだかわからない。
ぴっちのきょうだいの名前が、ぱっちとか、みっちとか言うのも
娘のお気に入りだった気がする。
そういえば同じくらい古い、渡辺茂男さんの『もりのへなそうる』には、当初、
はなそうる、ひなそうる、ふなそうる…とか言う兄弟がいる設定だったとか。
脱線した。
次回4月1日は、花祭りです。
どんなお花でもいいので、何かお花を持って遊びにいらしてください。
4月8日ではないので、ごめんなさい。
次の文庫の日は、4月1日です。
(芝 直子)
境内の上で、梅の花が満開で、近くには椿の赤がきれいに見える。
すっかり春らしくなってきた、お客のない文庫で、和子さんとおしゃべり。
「梅と桜と合わせて見れば…って、昔の手遊び歌があったよね」と
言ってみたら、和子さんは知らないとのことで、
すぐさま歌に詳しいお友達に電話してくださった。
あいにくその方もご存じなかったらしいが、多分こんな感じ。
『梅と桜と合わせて見れば 梅の眺めはピコシャノシャンシャン
ウサギが餅食ってホーイホイ』
あれ? なぜウサギが餅食うんだろう。餅搗くんじゃないのかな。
まあそれはともかく、和子さんとおしゃべりしていたら、
和子さんが書架の『ジェインの毛布』を見て、「懐かしい」と言う。
ホントに、ずっと昔からここにあるよね。
「文庫、始まった頃からあるん違う?」
「あるよ。懐かしいね。」
アーサー・ミラー作のこの本は、幼年童話の古典で、すごく素敵な本だ。
赤ちゃんの時から使っていたピンクの毛布が、いつの間にか小さくなって、
でも、どうしてもそれが無いとダメ、という女の子。
小さい子が、毛布だったりタオルだったり、ぬいぐるみだったり、
とにかくお気に入りのものをいつも持っていないと落ち着かない事って、
普通にあると思う。
ボロボロになっても、汚れても、手放せないものを身に着けている子を見て、
「あれがあの子のジェインの毛布やね」と言い合ったりしたものだ。
うちの息子も、後生大事に汚いタオルを持っていたわ。
うーん、懐かしい。
最近そんな言い方は聞かないから、もしかしたら
スヌーピーに出てくるライナスの、青い毛布に取って代わられたか?
50年前に出た『ジェインの毛布』は、今読んでも本当に暖かい素敵な本で、
ぜひぜひ読んでほしいと、改めて思った。
さて、そろそろ花祭りの時期になったので、和子さんと相談して、
今年もお花を持って来てもらって遊ぼう、ということになった。
ただし、本来の花祭りの日は4月8日で、たまたま土曜日ではあるんだけれど、
文庫の日じゃない。
そこで早いけど、4月1日の土曜日になりました。
間違えずに4月1日に来てくださるかしら。ちょっと心配。
皆様よろしくお願いします。
次の文庫の日は、3月18日です。
(芝 直子)
今日はお習字の日だったけれど、あお君の姿は見えなくて、
文庫のお客様もいなかった。
午前中から家で読みかけていた本を持って来てたので、せっせと読書。
きのう海南市の図書館ノビノスで借りた本だ。
この頃週に1回以上のペースで、夫婦で通っている。
驚くのは、大工一筋で、新聞以外の活字には縁のなかったお父さんが、
後期高齢者になってから、にわかに読書に目覚めたこと。
初めはハウツー本が主で、苔の栽培の本とか、漬物の本とかを借りていたのに、
どんどんジャンルが広がって、昨今は時代小説にもハマっている。
他にも図鑑から人権問題、時事の本まで幅広い。
そういえば先月は、『ノラ猫の拾い方』とか『猫の下僕としての心得』なんかも。
最近年寄り猫が次々死んだりしたから、ネコが足りないのか?
時代小説の2、30巻あるシリーズを結構なペースで読み進めているのを見て、
私としては、人はいくつになっても本の楽しさに気づけることに驚いている。
さて話は脱線したけれど、今日の絵本の紹介は、ヨシタケシンスケさんの
『りんごかもしれない』だ。
学校から帰ってきて、テーブルの上のりんごを見つけた男の子。
りんごに見えるけれど、本当はりんごじゃないかもしれない。
反対側はミカンかも。それとも大きいサクランボかも。
中にメカが詰まっている機械かも…、空想は広がっていく。
常識をぶっ飛ばす発想の数々に、新しい驚きに出会う事必至の絵本だ。
あんまり小さい子より、小学生になってからの方が共感できる気がする。
次回に持っていくので、誰が見てくれないかな。
本当に、本って、いつでも新しい喜びを与えてくれる。
次の文庫の日は、3月4日です。
(芝 直子)
今日のタイトルの「大ピンチ図鑑」は、申し訳ないことに文庫の本じゃない。
面白かったら文庫に持って行こうと、先日入手したのだけれど、
おかしすぎたので、孫の誕生日プレゼントにしてしまった…
そもそも孫が生まれた時から、誕生日には必ず私が選んだ本を数冊、
勝手に送り付けることにしているのだ。
赤ちゃんの頃は、もっぱら絵本。
5年生になった今でも、絵本も混ぜて児童書を贈っている。
今年のセレクトは、『あるかしら書店』、『サブキャラたちのグリム童話』、
『むらの英雄』、『大ピンチ図鑑』、それと、『夜の小学校で』。
そしたら孫から電話で、『夜の小学校で』は前にもらって、ダブってるとのこと。
やっぱりなあ。そんな気もしたのよ。
自分の好きな本だから、つい入れたくなっちゃう。
ところで、『大ピンチ図鑑』は書評で見て気になった本。
見たら本当におかしくもあり、気の毒でもあり、さすが鈴木のりたけさん。
とりあえず孫のプレゼントに追加してしまったので、文庫には改めて発注した。
次の文庫までに届くといいなあ。
さて、今日の文庫のお客様は、元かいがら文庫の栄田さん。
和子さんと一緒に私のお話を聞いてくださった。
折よく昨日が節分だったので、(孫の誕生日も節分!)
お話は『だんだん飲み』にした。
おなかの痛い亭主が、お寺の和尚さんに相談しては、
つぎつぎ色んな物を飲み込むお話だ。
最後は鬼を飲み込んだ亭主の口の中に、和尚さんが「鬼は外!!」と
豆を投げ込んで、鬼は逃げていくという、摩訶不思議なお話。
和子さんも「和尚さんて、物知りやねえ」と、面白がって聞いてくれた。
次の文庫の日は、2月18日です。
(芝 直子)
鍼灸師の熊井利將 先生による
姿勢を整えるけんこう体操教室をご案内します。
楽しく体のバランスを整えてゆきましょう!お気軽にご参加ください。
日 時:毎月第3日曜日 10:00~11:00 (予定)
(1月と10月は第4日曜日)
2023年度の予定(1/22・2/19・3/19・4/16・5/21
6/18・7/16・8/20・9/17・10/22・11/19・12/17)
場 所: 雲城山 正教寺
参加費: 500円以内でお寺にお供えお願いします
※要申込み
都合により実施できない場合もあります。
今日は本堂でお習字の会がある日。
駐車場も一杯で、県道の車が途切れるのを待っていたら、あお君が見えた。
お母さんやおばあちゃんと、楽しそうだ。
いつもはお母さんのお習字の間、文庫でお留守番なのだが、
今日はなかなか本堂から戻ってこない。
なんと、墨を磨らせてもらっていたらしい。良かったねぇ。
次にはお習字ができるかもよ。
先に文庫に返してくれた本を片付けていたら、あお君が入ってきて、
「ゾロリ、まだみんな読んでない」と言うので、続きを読む。
なかなか細かい書き込みの多い本で、全部もれなく読んでいたら
ものすごく時間がかかってしまうのだ。
退屈しないかなと心配しながら、せっせと読んでいたら、
じっと聞き入ってくれてびっくりした。
でも、副住職さんがおやつを持ってきてくださった途端、パッとそっちに。
3時になったので、そろそろお菓子が食べたかったらしい。
二人でお茶とお菓子をいただき、後は借りて帰る本を物色している。
私が机の上に出していた、マーガレット・ワイズ・ブラウン作の
『ぼくにげちゃうよ』を見せたら、借りてくれた。
かわいいウサギの親子の表紙が気に入ってくれたのかな。
「今年はウサギ年だってよ」と言ったら、「知ってる」とのこと。
「偉いね、あお君なに年?」 「イヌ」
なるほど、ホントに知ってるんだ。
「なんで、ウサギとかイヌの年が決まったのか、知ってる?」と聞くと、
それは知らないとの事なので、しめた、とお話『干支のはじまり』の押し売り。
「むかしむかし、ある年のくれに、神さまが動物たちにおふれを出した」で始まる、
定番の干支のお話で、ネコはネズミに違う日を教えられたとか、
ネズミは牛の背中に乗って、神様の前に一番乗りしたとか。
あお君は、借りる本を選びながら、聞いてくれた。
実は1月の定番みたいなお話で、お正月から保育園などで語っているお話だ。
あお君にも聞いてもらえて良かった。
因みに『ぼくにげちゃうよ』も、今覚えているお話のために見ていた本。
文庫にあるのを見つけたので、訳者の違いを確かめていたのだ。
私が覚えようとしているのは、ストーリーテリング用に訳された
『いたずらこうさぎ』。
いつかあお君に聞いてもらえたら、「絵本と違う」って言われるかな。
文庫にある『ぼくにげちゃうよ』は、青い表紙が目を引く、昔からの絵本。
これは絵が独特で素敵な本だ。楽しんでね。
次の文庫の日は、2月4日です。
(芝 直子)
上田大愚先生のおとなの書道講座
1月21日(土)14時~
テーマは道具の使い方・線の引き方です。
今年からミニ講座が始まります。
ミニ講座は署名について(名前の書き方)です。
写真は2022年11月の様子です。
あけましておめでとうございます。
今年もたくさんの本に出合えますように。
年明け早々の文庫は、とても静か。
年末年始にどなたかがお子さん連れで見えたようで、
ドールハウスの中がすごく面白いことになっていた。
2階がキッチンになっていて、下にベッド。
トイレの便器にはキューピーさんが頭を突っ込んでいた。
なかなか面白い模様替えになっていたので、楽しいからそのままにする。
年末に個人的に借りていた本を返し、書架に入れようとして、ハタと思案。
児童書の本棚は順番に並んでいないので、前にあった場所がわからないのだ。
字の大きさだけで、上下の棚を分けているので、その中ならどこでもいいのだ。
でもなあ。 やっぱり場所があらまし決まっていた方が、探しやすい。
暇だし、思い切って児童書の本棚を並べ替えてみる。
字の大きさで、幼年文庫とか、中学生以上とか分けているのはそのままに、
横一列ずつ、あいうえお順に並べ替えてみた。
けっこう大仕事で、途中で休憩して、和子さんにおはなしを聞いてもらう。
年明けにふさわしく、おなじみの『干支の始まり』だ。
十二支を決めるために、元旦に動物たちが神様の御殿に行く話。
ネコはネズミに2日だと教えられ、干支の仲間に入れなかったのだ。
そのネズミは、ちゃっかり牛の背中に乗って、一番乗りを果たす。
和子さんが喜んでお話を聞いてくださった。
それからまた、作業の続き。
4段分はきれいに並んだが、後は岩波少年文庫かな。
また次回に頑張ります。
岩波少年文庫と言えば、年末に借りて帰ったのはその中の『ムギと王さま』だ。
ファージョン作の自薦短編集で、文庫にあるのはすっかり茶色に変色した古いもの。
探している作品が『ムギと王さま』に載っていると聞いて、
ああ、文庫にあるわ、とたかをくくっていたら…、載ってない!!
最初に発行された『ムギと王さま』には、お話が11しか収められていなくて、
その後に更に冊数を増やして、作品を入れて行ったらしい。
今は少年文庫ではなくて、1冊で全作品を収めた分厚い『ムギと王さま』が
出ていて、自分用にと、お正月にそっちを買ってしまったわ。
文庫には、古くても良いものが揃っている…と思っていたが、
そんなこともあるのね。
完本の『ムギと王さま』、読みたい方はぜひ、うちにありますので、って
言っておこう。誰もないかも。
次の文庫の日は、1月21日です。
(芝 直子)
いよいよ年内最終の文庫の日。
あお君と、持ってきてくれたカードゲームで遊ぶ。
今日、保育園でもらったばかりで、ビニールが掛かってる。
反対言葉を探す、絵合わせと字のカードゲームだ。
字が読めないというあお君が、絵だけででスイスイ取っていく。
…初めて触るんだよね。すごいぞ。
写真は今日設置した、きれいな絵の額。
なんでも20年くらい前に描いていただいた、『遊びいろいろ』という
淡い色彩の絵で、遊んでいる子どもたちが大勢描かれている。
季節ごとに、人形遊び、草花遊び、ままごとなど、とてもきれいだ。
文庫のリニューアル後も、なかなか日の目を見なかったものが、
やっと壁に収まった。
付けたのはうちのお父さんで、うまく収まったと胸をなぜおろしていた。
その下でドールハウスに夢中のあお君。
ほんとに楽しそうに遊んでくれるので、私もうれしい。
あお君が借りてくれたのは、ホーバンのフランシスのシリーズだった。
確かこの前にも、同じシリーズの『フランシスのおともだち』を借りて帰ったとか。
気に入ってくれたのかな。
アナグマのフランシスは、子どもらしくて、何でもストレートに言ったり
行動したりする、女の子。
妹ができて、ちょっぴり複雑になって、(いえで)してみたり、
男の子に意地悪されると、妹と一緒に、「おとこのこおことわり」を
やってみたり、負けていません。
私は、そのフランシスを見守るお母さんも、大好き。
可愛いばかりの絵本じゃない所もいいな。
それでは皆様、今年もありがとうございました。
来年もたくさんの素敵な本に出合えますように。
よいお年をお迎えください。
次の文庫の日は、1月7日です。
(芝 直子)