第5土曜日で文庫の日。
お客様が無かったので、和子さんと文庫開設45周年になるという話。
よくまあ続いたものだ。
和子さんが自分たちだけで密かにお祝いをしようかと言われる。
そうねぇ、密かになら。
前回の文庫の時に、あお君が副住職さんに頼んで描いてもらっていた
シンカリオンの絵が、完成してボードに貼ってあったのでびっくり。
余りに細かい絵で、頼まれた副住職さんも途中でお仕事に戻られた物だ。
あお君に「持って帰って続きはおうちで描いてみたら?」と言ったら、
「置いといて、描いてもらう」とのお返事。
今日はお習字の日じゃないし、しばらくはあお君も来ないかもしれないけれど、
きっちり描いてくださって、感謝です。
ありがとうございました。
ところで去年の春、このブログで書いた、渡辺茂男作の『もりのへなそうる』が
長年の間にいつのまにか無くなっていた件。
やっぱり見たいので、中古品を手に入れた。
いつも参加している、絵本の勉強会で、次回の発表の担当が私で、
テーマが『もりのへなそうる』になっているのだ。
手に入れて改めて読んでみると、やっぱりいいなあ。
幼い兄弟が、森の中で「ちじゅ」(地図)を頼りに冒険をして、
不思議な生き物へなそうるに会うお話。
幼いみつや君のたどたどしい言い間違えも楽しいし、
お母さんのおおらかな様子も素敵だ。
ワクワクして、なんだかほっこりするお話。
だれか読んでくれる子がいたらいいな。
次の文庫の日は、11月5日です。
(芝 直子)