東京キャッツタウン

今日のまゆーら 2010/07/31

あいかちゃんが借りていた本を返して、
「この続きあるん?」

面白かったと言ってくれたのは、
『東京キャッツタウン』シリーズの第1巻
『おばけアパートの秘密』だ。

『ぼくらの7日間戦争』などの著者、宗田理さんの作。
買っていないけど、あと2冊出てるはず。

早速買います!
買えるのもうれしいし、
読んでくれる子がいるのもうれしい。

化け猫の話ではなく、道具を使って
猫に化ける人間がたくさんいる地域の話。
ちょっと予想外の展開だ。

ところで今日は、妙ちゃん言うところの
(レディースデー)
文庫のお客が女の子ばかりの日だった。

それで、スパンコールやビーズを一杯使って
ドアプレートを作った。

みきちゃんとふみちゃんの1年生コンビが
ウサギとクマのプレートを作り、
あいか姉ちゃんが木の形のを作った。

夏休み用の少し派手な、目立つ工作。
来週も何か作ろう。

おまけにビーズのブレスレットも作って、
今日はおしまい。

またおばけの本をどっさり持って行ったし、
工作の後はみんなてんでに本を見ている。

伊藤忠からの補助金のおかげです。
はは~。

次の文庫の日は、来週の8月7日です。
  (芝 直子)

ねこざかな

今日のまゆーら 2010/07/30

今日も大雨。
雨の中、来てくれたお客さんで、文庫は満員だ。
外で遊べないから、ひと際すし詰めで蒸し暑い。

私を含めて大人が5人、子どもが9人!

その中で、いっと君から発注されたブンブンゴマを
7個作る。

他にはプリンのカップのルーレット。
あいかちゃんのルーレットの文字盤は、
『天国・じごく・大じごく・ふつう』

くるくる回しては、
「芝さんの今日の運勢は、大じごく!」
「あいかちゃんのは?」
「…大じごく。」

ふうちゃんやきょうた君らも、楽しいのを作ったが、
みきちゃんのは『大きち・中きち・きち』の連続で
はずれなどのイヤな事は全く出ない。!

空くじなしなら、安心してチャレンジできるけれど、
それって、ワクワクドキドキしない気がするなぁ。

今日も20数冊、絵本を持って行った。
今日のテーマは、ネコ…なんちゃって。

和歌山電鉄のたま駅長の本など、
ネコが主役の本がたくさん。

中でもわたなべゆういちの仕掛け絵本、
『ねこざかな』のシリーズは、ホントにびっくり。

ここまで大胆な仕掛け絵本って、すぐ破れたり
ちぎれたりしないかしらん、と心配になるほどだ。

そしたら妙ちゃんが、
「早い者勝ち! 早く借りよう」と言った。

うん、その方がいいかも。

文庫で読み聞かせをしたのは、ジョン・エイジー作の
『マジシャンミロのふしぎなぼうし』

帽子からウサギならぬクマが出てくるマジックの話。
秘訣は、自分の体の骨はゴムで出来ていると
思い込むことらしい。

さてさて、疲れたクマを森にかえしたミロが
最後に考えたマジックは…?

写真は、『だじゃれ日本一周』を読んでいる
だじゃれ大好きなふうちゃんです。

妙ちゃんと、夏休みの文庫について相談しましたが、
いつも通り開くことにします。

次の文庫の日は、7月17日です。
  (芝 直子)

第217回如月会のご案内

如月会 2010/07/23

7月如月会例会(第217回)予告
〈7月時間表〉

・13:30~14:00  ・時事問題ワンポイント 
              ・表紙(詩)鑑賞 
               ―金子みすず・日本唱歌集―

・14:00~14:45  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」(蓬生・よもぎふ)

・14:45~15:30  ・くらしの法律シリーズ
               「相続」

☆如月会例会日時:2010年7月23日(金)午後1時半~

場所:正教寺

「スイミー

今日のまゆーら 2010/07/17

今日読み聞かせしたのは『スイミー』1冊。

ご存じレオ・レオニ作、谷川俊太郎訳の絵本で、
小学校2年生の国語の教科書にも載っている
超有名絵本。

学校で『スイミー』を習ったばかりのきょうた君が、
同じレオ・レオニ作谷川俊太郎訳の『コーネリアス』や
『アレクサンダーとぜんまいねずみ』などのシリーズと
一緒に引っ張り出したのだ。

私も勤務先の学童保育の教室では、この時期、
2年生の本読みの宿題に、毎日10回は聞かされている。

「ふかいうみのそこに、ちいさなさかなの
きょうだいたちがたのしくくらしていた。
みんなあかいのに、いっぴきだけはからすがいよりも
まっくろ…」

子どもたちもしまいに暗記するけれど、私もすっかり
覚えてしまった。

側で、私が今日持って行った、おばけの本に
読みふけっていた1年生のみきちゃんをつかまえて、
「知ってる?」

ううん、と首を振ったので、
「聞いて聞いて、読ませて!」と、
無理矢理聞いてもらった。

いつも聞かされるばかりの『スイミー』、
たまには読んでみたい!

同じ谷川さんの訳なのに、文章がところどころ
違っていたり、絵も、絵本とは左右逆に印刷されている。

きょうた君がその事を知っていて、
言葉の違いを、ぱっぱっと指摘するのでびっくり。
原作絵本の方も、詳しく知ってるんだ!

それで思い出した。

今から20年もっと前、文庫の最盛期だったころに、
教科書の『スイミー』が絵本と違う理由を、
文庫の子どもたちが谷川俊太郎さんに直接
手紙で尋ねたことがあった。

直筆のお返事が来て、確かまだどこかに置いている。

絵が逆になっているのは、教科書の開き方が絵本と
逆になっているせいだとのお返事だったと思う。

言葉の違いは、谷川さんには分らず、
出版社の都合でしょう、と書かれていた。

今にして思えば、出版社が教科書向きに漢字に直したり、
(てにをは)を整えたものだろう。

勤務先と言い、文庫と言い、こんなに何十年も
スイミーと付き合うことになるなんて。

写真は『ミッケ!』を広げて熱心に探している
みきちゃんと、そのあと外遊びに出て行ったみんなに
置いてきぼりを食って、大泣きしているさやちゃん。

次の文庫の日は、7月31日です。
  (芝 直子)