「100万回生きたねこ」 2013年2月2日
2013年02月04日 都合で前回をお休みしてしまったので、
1ヶ月半ぶりの文庫。
春かと思う位に暖かい一日で、
やってきた子どもたちは文庫に入らず、
まずは境内で外遊び。
果ては手水鉢の水を汲みだして
マサカの水遊びも!!
そのあとも山に登って走り回り、
みんなびっしょり汗をかいていた。
やっぱりみんな暖かくなるのを待ちかねていた感じ。
子どもたちが元気に外で走り回るのは見ていて楽しい!
さてやっと文庫に入って来て、
どっさり借りて帰っていた本の返却。
そんなに読めるのか…?と思う程借りてってたからなあ。
借りるのはいいけど、みんな自分で持てる範囲にしてね。
帰りもどっさり借りたりこちゃんは、
自分の荷物をお姉ちゃんに持ってもらっていた。
で、自分はお姉ちゃんの軽い袋を…!
優しいしっかり者のお姉ちゃんだ。
そんな中で本棚をあれこれ物色していたゆきや君に
ママが見せたのは佐野洋子作の
『100万回生きたねこ』。
ママに薦められたゆきや君が
「どこに来たん?」
しっかり者の幼稚園児の彼にしても、
生きた、の生の字が読めなかったらしい。
なるほど、どこかから来たのか。
このネコは自分の事しか愛さないネコで、
100万回死んで他の人が悲しんでも
平気だったんだよね。
それが白ネコを愛して、白ネコが死んだあと
100万回も泣いて悲しみ、
とうとう生き返ることはありませんでした…って
なるのだけど、何だかああ良かったと思えてしまう。
100万回生き返るよりも、誰かを愛して死ぬ方が
ホッとしてしまうと言うのも不思議な本。
ネコで思い出した。
ゆきや君が発表会で『長靴をはいたネコ』の
お芝居をするそうだ。
文庫にないかなあと聞かれたけど、
残念ながらありません。
ペロー版のを買ってみようかなぁ。
写真はさやちゃんが被ってきた鬼のお面と
大事なお人形のメルちゃん。
それと今日飾られたばかりのお雛様です。
次の文庫の日は、2月16日です。
(芝 直子)