「思い出のマーニー」 2013年8月3日
2013年08月04日
今日は夏恒例の大イベント、そうめん流しの日。
とは言っても、のんきな私は全く知らずに
昼寝をして、定時に文庫に行ったのだけれど。
全く何のお手伝いもせずに、戦力外だった。
まあ夏バテのヘロヘロで行っても
たいして役には立たなかったはずだ、と言い訳。
お勤めと、メインイベントのそうめん流しも終わり、
本堂では予告通り『ワンピース』の映画上映中。
一仕事終えたお母さん方が境内のパラソルの下で
おしゃべり中だった。
文庫に行ってみると、『ワンピース』には興味無いと
言う女の子たち数人が、折り紙で遊んでいた。
何でも境内にいるお母さん方全員にプレゼントする
作品を作っていると言うので、お手伝い。
懐かしい顔ぶれの子どもたち(すっかり大人)が
たくさんいて、いつもながら気後れしてしまうわ。
誰かのお父さん?と思ったら、そうた君だったり、
あいか姉ちゃんもすっかりレディの姿に!!
みんな楽しそうだった。
映画の後は、かつてのいっと隊長による
これまた恒例の水遊び。
何と準備のいい事に、全員着替え持参だ。
うかつに近寄ると大人でも容赦なく水流の
攻撃を受けるので、塀越しに撮影。
ここの水は井戸水なので、半端なく冷たいのだ。
君子危うきに近寄らず。
早々に文庫に引き上げ、前から気になっていた本を読む。
岩波少年文庫、ジョーン・ロビンソン作の
『思い出のマーニー』上下だ。
今年の紀北子どもの本連絡会のテーマの、
1950年頃の作品を話し合っていた時に、紹介された本。
養父母に大事に育てられつつも、心を閉ざした少女が
預けられた保養先の浜辺で出会った不思議な女の子。
その正体は、本当の人か、空想の中のそれか…
下巻に入って一気にお話が急展開する。
少女の成長記と言うにはあまりにも深く、
時を超える系の、心をしびれさせるお話しだ。
ただ、対象が小学校高学年とはいえ、今の子たちが
このお話しにすんなり入って行けるかどうかが疑問。
前回紹介した『名探偵シリーズ』のように
とっつきやすくてパラパラ手に取っただけで
食欲(?)をそそる本ではないなあ。
とりあえず『名探偵シリーズ』10冊は今日文庫に届けた。
次はこのあたりの本を読んでくれる子が
いることを祈ろう。
さて次回は、夏休み恒例の工作をやろう。
今年の新作は簡単に出来るうちわです。
ついでにスノードームの材料もあるので持って行こう。
空きびんが少ないので、持ってきてくれるといいな。
次の文庫の日は、8月17日です。
(芝 直子)