「夜の小学校で」 2015年8月29日
2015年09月03日
夏休みもいよいよお終り。
久しぶりに来てくれたゆきや君と、『空気砲』を作って遊ぶ。
炭酸系の丈夫なペットボトルを切って、風船を取り付けただけ。
風船部分を引っ張って手を離すと、ペットボトルの口から空気が噴き出すのだが、
何しろ小さい容量だから、あまり威力は無い。
でも、牛乳パックの切れ端に絵を描いてマトにして倒したり、
発泡スチロールのちっこいのを積み上げたものをふっ飛ばすには十分だ。
「ゆきや君の顔」「これはさやちゃん」などと勝手に的を作って倒してたら、
ご本人のさやちゃん登場で、あわてて「マトのさやちゃん」を隠したりして。
でもさやちゃんは、偶然にもおんなじ仕組みのおもちゃが壊れて
しょげていた所だったそうで、空気砲が作れることに感激してくれた。
るなちゃん、りこちゃんも加わって、それからみんなで空気砲作り。
口の部分に、牛乳パックで筒状のふたを作ってかぶせたら、
勢いよく飛ぶことも分かって盛り上がる。
写真は出来上がった空気砲を見せてくれるるなちゃんと、
もう一枚は、それでバトルをして「や、やられたぁ」と迫真の演技のさやちゃん。
何度カメラを向けても、同じ表情・ポーズがとれる、なかなかの役者だ。
さて、前回ご紹介した『恐竜がくれた夏休み』は、
今日ゆきや君が来るなり借りてくれた。
マサカ今から読書感想文を書くつもりでもないと思うし。
読んでくれたらうれしいな。
それに味をしめて、今日も字が多いけど面白い本のご紹介。
岡田淳の『夜の小学校で』だ。
桜若葉小学校の臨時の夜警員に採用された青年が出会う、
半年間の不思議な出来事の数々。
と言っても、トイレの花子さん系のこわい話ではないのでご安心を。
小学校って、こんなに不思議で素敵な場所だった…??
短いお話が集まって、一つの物語になるのでスラスラ読んでしまう。
高学年のお姉ちゃんたちにぜひおススメです。
カラーの挿絵もたっぷりあって、すごく楽しいよ。
さて、この次にはもっともっと字が多くて長いけれど、
ハチャメチャにおもしろい、15歳の女の子の冒険の本を紹介するつもりです。
今、手に入れるべく発注しているのです。
次の文庫の日は、9月5日です。
(芝 直子)