「くだもの」 2015年10月3日
2015年10月06日 秋晴れの土曜日。
しつこく飛び回る蚊に閉口しつつ、境内でスノードーム作り。
たいてい夏休みを狙ってする工作だけど、この時期でもやっぱり蚊がいるか!
瓶のふたの内側に、百均で売ってる消しゴムを取りつけてメインの飾りにし、
あとはスパンコールやらビーズを泳がせる。
作り方は簡単で、液体の割合は洗濯用の水のりが三分の一、水が三分の二。
ネイル用のラメなどを入れるときれいだ。
くまさんやドーナツ、イチゴ、恐竜などが入ったスノードームが完成して、
せーの、と振り回して素早く机に置いて記念撮影。
ご協力ありがとう!
さて一段落してから、蚊にもめげずに境内で遊ぶみんなに、
藤浪さんからあけびとお茶の差し入れがあった。
たいていの子は、いや、お母さん方もあけびを見るのは初めてで、
食べられるのかどうかさえ、知らなくて当然だ。
甘いお菓子がなかった昔は、山であけびを取って食べたぞ、と
以前うちのお父さんが言っていたけれど、いつの時代やねん。
なにしろねっとりと甘い部分は少しで、9割方は黒い大量の種だ。
口に含んで汁を吸って、ほぼそのまま吐き出すしかないのよね。
食べにくさではザクロと張るわ。
写真はお母さんにあけびを口に入れてもらっているゆいちゃん。
なんでも体験!
体験と言えば、藤浪さんがもう一品差し入れてくださったのはお茶。
そちらは皇室御用達(?)の上等の献上茶だとかで。
誰かが一杯一万円位になるのではと言っていたけれど、
それを聞いて、じゃあ飲んでみようかと思った子もいたそうな。
お茶はほんとに後口が甘くて、とてもおいしいお味だった。
でも根っから庶民の舌には、ひょっとして能書きで
おいしさが際立って感じられた可能性も否定はできないが。
そう言えば味わってから『おーいお茶』や、と言っていたのは誰だ?!
藤浪さんはお鍋に作って、お玉ですくってふるまってくれたしなあ。
でもみんなでありがたくお代わりしました。
これぞまゆーら、かな。
あけびの載った本がないかと思ったけれど、今日のおススメ絵本
平山和子作の『くだもの』には載ってません。
むかごもないわ。
リンゴやサクランボなど、身近な果物が元の姿と共に
きれいに皮をむいて食べられる状態にして「さあどうぞ」と差し出される絵本。
切り身の魚がどんな姿で泳いでいるのか、とまではいかないけれど、
食卓に乗る前の果物が身近になる絵本だ。
あけびが無いのは惜しいけれど、「さあどうぞ」とは言えないモノなあ。
それから、大ニュース。
以前リストを送った、日本公衆電話会様から、本が届きました。
絵本から読み物まで、14冊。ありがとうございました。
貸出できるよう事務処理をしたら、文庫に持って行きます。
でもそのうち贈呈式をするらしいから、
それまでは置いといた方がいいのかしらん。
次の文庫の日は、10月17日です。
(芝 直子)