「じごくのそうべえ」 2016年12月3日
2016年12月04日
さて今日は成道会。
お釈迦様が悟りを開かれた日のお祝いで、
文庫では専らお汁粉パーティーで通っている日。
いつもの常連さんたちが用事で欠席と聞いていたので
来る子がいるのかしらんと案じていたら、
みんな時間をやりくりしたり、お友だちを誘って、10人ほどが来てくれた。
藤浪さんによるお勤めの後、いつもなら2、3冊の読み聞かせをするのだけれど、
今日は1冊だけ『じごくのそうべえ』を読み、
続いてその『じごくのそうべえかるた』をやってみた。
『じごくのそうべえ』は、田島征彦作のお馴染みの絵本。
きっとみんな知っているはず、と勝手に思っていたが、
半分くらいの子が知らないと言って、びっくり。
それならなおさら読み甲斐があるわ、と張り切って読んだ。
テンポのいい関西弁で、落語が元になったお話は抱腹絶倒。
みんなが笑いながら聞いてくれた。
その後の『じごくのそうべえかるた』では、取り札の中の
ふんにょう地獄の絵を見て、「これ取りたないなぁ」の声が上がる程、
お話も分かってくれたようだ。
結果は、りこちゃんが10枚を取ってチャンピオンになり、メダルをGetした。
幼稚園児のくるみちゃん、あいちゃんには申し訳なかったわ。ごめんね。
参加賞として、「芝さんの足」と言って肉球グミをプレゼントしてカルタはお終い。
藤浪さんのお汁粉を、暖かい境内でいただく。
お代わりしてくれた子もいて、楽しく成道会は終わりました。
お急ぎの方が帰った後は、境内や本堂でみんな大騒ぎして遊ぶ。
「子どものにぎやかな声がうれしい」と言う和子さん。
またみんな遊びに来てください。
文庫は次の12月17日で年内最終。
お正月は1月7日から始めます。
次の文庫の日は、12月17日です。
(芝 直子)