「おやゆびひめ」2017年3月18日
2017年03月23日
暖かくなった境内に、チューリップの芽がたくさん顔を出している。
本堂の前の花壇にいっぱい!
先日みなさんが境内の草引きの作業をしてくださったおかげで、
チューリップの芽がよく見えるようになった、と和子さん。
日もよく当たって、ぐんぐんのびて、
花祭りの頃には一面のチューリップ畑になることだろう。
花祭りと言えば、お知らせが一つある。
日にちは4月15日だけれど、時間を2時からに変更!!
毎年花祭りは別名カレーパーティーと言うくらいに、
お花と白いご飯を持ち寄って、和子さんの炊いたカレーを頂いていた。
でも今年はカレーをやめて、お寺からのお菓子のお振舞いにするとのこと。
近年子どもさんが減って来て、カレーが残ると勿体ないので、
和子さんが決めたそうです。
ほんとだ、今日の文庫もお客はゼロだったしなあ。
「カレーを炊くこと自体は、毎年皆さんが材料を切ったりして
お手伝いをしてくださるのでちっとも苦ではないけれど、
やっぱり残ったら勿体ない。お菓子なら余ってもまた使い道もあるから。」
と和子さんがおっしゃっていた。 納得。
だから皆さん、今年の花祭りは、お花だけを持ってお集まりください。
さて、チューリップの芽を写真に撮っていて思い出した。
アンデルセンの名作童話の『おやゆびひめ』。
確かチューリップの花の中から生まれるのよね。
赤ちゃんに恵まれない女の人が、チューリップにキスしたら
中から親指ほどの女の子が現れて、胡桃の殻のベッドで育てられる。
でもヒキガエルにさらわれて、危うく息子のお嫁さんにされそうになって。
逃げ出してねずみ(?)にかくまわれたり、旅を続けてツバメを助けて、
最後はめでたく王子様と結ばれる…、記憶違いでなければ確かそうだった。
きれいなチューリップを見るたびに思い出すお話だ。
文庫にも、いもとようこさんの絵本で、あったと思う。
今度見てみよう。
15日の花祭りには、みんなが集まってくれるといいな。
次の文庫の日は、4月1日です。
(芝 直子)