「動物たちのお医者さん」2017年5月6日
2017年05月13日
ゴールデンウィークも終盤。
お客のいない文庫で、和子さんとおしゃべりしていたら、
けんたろう君が来てくれた。
この前の約束を覚えていて、本を取りに来てくれたらしい。
けんたろう君の学校は土曜日もあるので、もはや連休は終わっているとの事。
それはなかなか大変だ。
なんでもクラスの大半が医師志望だとか。
大学の医学部かい…と、突っ込んでしまったが、
けんちゃんの志望は目下のところ獣医師さんらしい。
まあ今から決めなくても、いくらでも選択肢は広がっていくよ。
リクエストにこたえて家から持ってきたのは、小西秀司・佐藤貴紀共著の
小学館ジュニア文庫の『動物たちのお医者さん』という本。
大好きな飼い犬の病気を治したくて、ついに獣医さんをめざす少年の物語。
著者の一人、佐藤貴紀さんの実話が元になっている。
獣医さんって、なかなか辛いお仕事でもあるのだと、読んでいて思った。
動物が好きで、助けたいと思って獣医をめざすだけでは乗り越えられない
大変なことも描かれている。
結構真面目に獣医さんをめざす児童書だ。
そう言えば、去年この本を読んだ時に思い出したのが、
そっくりな題名の『動物のお医者さん』。
すんごい古い30年ほど前のコミックで、うちに全巻あるやつ。
試しに2冊、それもけんちゃんに押し売りしてみた。
ハスキー犬ブームの火付け役になった漫画で、飼い主の公輝(ハムテル)が
獣医学部に入学するところから、卒業して獣医になるところまでだが、
大学の様子や、変わり者揃いの登場人物たち、出てくる動物との日々、
そして相棒のハスキー犬のチョビ…。
古いから、今の獣医さんの世界とは違うかもしれないけれど
面白いことは請け合いだ。
良かったたら、うちにまだ続きがあります!
さて、とりあえず本は渡したし、今日のノルマは果たしたぞ。
次の文庫の日は、5月20日です。
(芝 直子)