「ふしぎをのせたアリエル号」2017年6月3日
2017年06月07日
今日は文庫にめずらしいお客様。
朝日新聞社のお若い汽車、もとい、記者の方だった。
最近和歌山に赴任して来られたそうで、文庫を取材に来られたとのこと。
えーっ、最近の文庫は閑古鳥が鳴いてるんだけどなあ。
でも今日はくるみちゃん、あいりちゃんの姉妹と、はるちゃんが来てくれた。
さっそくくるみちゃんがドールハウスを持ち出し、
そのそばでキーホルダーを作りたいと、
無理やり作ったスペースでわいわいやっている所へ取材に…!
子どもたちとの工作にかまけて、きちんとご挨拶も出来なかったし、
いただいたご名刺も、手がボンドだらけで受け取れない失礼の数々。
でもお話は藤浪さんや、はるちゃんのパパ・副住職がしてくださったから、
きっと文庫の様子は伝わったと思う。
ところで、今日一番大変そうだったのは、はるちゃん。
おうちでは末っ子のはるちゃんなのに、
一生懸命くるみちゃんたちのお世話をしてくれていた。
小さい子のやりたいことを聞いて、一緒に遊んであげていたが、
姉妹のやりたいことが別々で、あちらを立てればこちらが立たず、
写真は、ちょっぴり困ってしまったはるちゃん。
さんざん遊んで、ゆっくり本を読めなかったのが残念だったけれど、
もしかしてはるちやんのパパが読んでくださったかも。
だったら一緒に聞きたかったわ。
さて、『ふしぎをのせたアリエル号』は、そのはるちゃんのパパが
本棚のてっぺんの棚で見つけた、分厚い本だ。
リチャード・ケネディ作で、まずはその分厚さにめげそうな外観をしているが
案外読みやすくて、面白い本だ。
だれか読んでくれる子がいたらいいなあと思って、
私が勝手に置いている本。
「3000円もするんだ」とびっくりされたけれど、大丈夫、
ブックオフで何百円かだったから。
人形に心をこめて本を読み聞かせていたら、命が宿って、
人間になる、なんて素敵じゃないか。
いつか誰か、読んでくれたらうれしいな。
次の文庫の日は、6月17日です。
(芝 直子)