「デルトラ・クエスト」2017年9月2日
2017年09月06日 やっと2学期。
朝晩は急に涼しくなって、過ごしやすくなった。
文庫は、お部屋を片付けて準備していただくのがお気の毒な位、ひっそり。
今日はお客ゼロかなあと、せっせと風車の工作見本を作っていたら、
はるちゃんが来てくれた。
前回ゆきや君らが作った、ステンドうちわを作る。
ドッグランとその外で見ているネコ、とのことだ。
せっかくきれいにシールを貼れたのに、間の柵をマジックで書くときに
私が間違えて、角度がおかしくなってしまった。
本当にごめんね。
いいよいいよと言ってくれる優しいはるちゃんなのだった。
夏休みに本読んだ?と聞いたら、たくさん読んだ本を教えてくれた。
いっぱい、知らない世界を旅したんだと思う。いいなあ。
さて、知らない世界と言えば、これ以上ないくらいの本を紹介。
エミリー・ロッダの有名なシリーズで、『デルトラ・クエスト』。
勤務先の3年生専用の学童保育施設に、県立図書館から借りてあるものだ。
3年生たちばかりなので、少し難しい物語の本を混ぜておいたら、
本好きの男の子がせっせと読んでいる。
でも彼は『デルトラ・クエスト』は、第1シリーズ全8冊を読破済み。
「おもしろいなあ」と言いながらぼちぼち読んでいる私に、
最後の巻の合言葉を教えてくれる。
えーっ、それはまだ聞きたく無かったりして。
彼にぜひ第2シリーズと第3シリーズも読んでほしくて、
この際買うことにした。
アニメや漫画にもなったというくらい、宝物を一つずつ集めて
失われた王国を蘇らせる、ゲームのようなお話だ。
男の子が好きそうなお話で、でもこれを活字で読むのはすごい。
ここだけの話、彼は授業中にもついつい物語の本を読みふけっていて、
先生によく叱られるらしい。
1学期の自分の目標は、「授業中に本を読まない」だったとか。
そんな子、好きだなあ。
文庫でも読んでくれる子がいるなら、『デルトラ・クエスト』、入れるんだけどなあ。
次の文庫の日は、9月16日です。
(芝 直子)