「ズボンのクリスマス」2017年12月3日
2017年12月09日
今日持って行ったのは、林明子さんのクリスマスシリーズ。
手のひらに乗る、とっても小さい絵本3冊だ。
正教寺の中の文庫だけれど、毎年クリスマスツリーの工作などを
快くやらせて下さる懐の深―いお寺なので、
文庫にもクリスマスの絵本はどっさりある。
その中でもきっと最少サイズの絵本だわ。
おじいちゃんちのクリスマスパーティーに行く時間なのに、
遊んでいてちっとも支度をしない男の子。
ズボンをはかず、パンツで遊んでいるうちに、家族のみんなは
待ちきれなくて出かけてしまう。
あわてて追いかけて家を飛び出したのは、
なんと、もっくんではなくて、ズボンだった!
パンツ姿でズボンを追いかけるもっくんがおかしくて、
いるなあ、こんなヤツ…と、職場の学童保育の男の子の顔が浮かぶ。
ホントに、いくら言っても片付けないランドセルが、いきなり宙を飛んで
外に飛び出してくれたら面白いのに、などと埒もないことを思ってしまった。
この小さい絵本、本棚に入れたら埋もれてしまいそうなので、
とりあえず返却用の場所に置いてある。
今日はお客がなかったので、一人でぬくぬくとストーブの前で
本を読んで過ごしてしまった。
読んだのは月刊『歌劇』12月号、宝塚歌劇団の定期雑誌で、
隅々まで読むと今の宝塚がよくわかる…って、読まなくても知ってるが。
さて次回は成道会。
誰か来てくれるといいなあ。
次の文庫の日は、12月16日です。
(芝 直子)