「影なし山のりん」2018年3月3日
2018年03月05日
おひなさまの日。
でもひな祭りにちなんだ工作のネタもなくて、
買い置きの本をかついで文庫に行く。
春みたいに暖かい境内で、よっこちゃんがお庭の手入れをしていた。
なんでも先日は芝生焼きまでしたそうな。
門の中の芝生がきれいに焼かれて、春の新芽を待っている。
さて文庫はお客が無かったので、おひなさまの代わりに持って行った
新作の工作準備。
とはいえ、『ガリガリトンボ』、昔からある工作だと思うけれど、
私は出来なかったのよね。
それを教えて頂く機会があったので、自分でもやってみようと、
材料を持って行って、多分ヒマ(?)な文庫で下準備という次第。
買ってきた竹製のお箸に、直径1ミリの穴をあける作業。
ピンバイスではうまくいかず、ルーターの先に1ミリの錐を取り付けてみた。
一人文庫に座って、竹の箸に地道に穴あけ。
なかなか中心に開けられず、地味な作業の割には疲れた。
そっか、老眼鏡を忘れたせいだわ。
箸に巻き付けた針金の部分を、別の割り箸で強くこすると、
上の紙製のプロペラがグルグル回るというものだ。
またいつか文庫でもやろうね。
さて、文庫に持って行ったのは、先日はるちゃんがリクエストしてくれた
『おばけマンション』シリーズ5冊と、宇佐美敬子作の『影なし山のりん』。
『影なし山のりん』は、小学校中学年くらいの女の子向きの児童文学で、
『おばけマンション』ほど軽くはないが、読みやすくてしっかりしたお話だ。
表紙の狐のシルエットをした岩は、狐岩。
山の少女りんが、狐岩や動物たちの力を借りて村を救うお話。
本棚に入れたので、ぜひ読んでください。
次の文庫の日は、3月17日です。
(芝 直子)