「ぐりとぐら」 2020年11月21日
2020年11月28日
今日も、ひなのちゃんとあやのちゃん姉妹が来てくれた。
一緒にいろんなカルタやゲームをして、時間いっぱいまで楽しく遊ぶ。
前回よりも、妹のあやのちゃんが慣れてきて、
生き生きと遊んで行ってくれたのがうれしい。
『ぐりとぐら』のカルタをして、お姉ちゃんが読み手になり、
私とあやのちゃんで取る競争をしたら、なかなか手ごわい。
私が大人げなくパーンと取ったら、プウと膨れて、とってもかわいい。
そのあとで、カルタのもとになっている絵本、中川李枝子作の『ぐりとぐら』を
出して読んだら、あやのちゃんが食いついて聞いてくれた。
そりゃあ楽しい絵本だもの。
大きな鍋いっぱいの、黄色いカステラ。
あやのちゃんも本に手を伸ばして、パクパク食べる。
申し訳ないことに、読んでる途中で私に電話がかかってきて、
ややこしい電話でしばらく中断したのに、ちゃんと待っていてくれた。
ありがとうね。
ところで今日一番びっくりしたのは、宏典様に飲み物をいただいて、
さあこぼさないうちに早く飲もう、と私がマスクを外したら、
ひなのちゃんが、「そんな顔やったんか」と言ったこと
えっ・・・・・。
そう言われれば、何か月も前から会っているけれど、いつも必ずマスクをしていた。
素顔で話したことがなかったのだ。
「目しか見えやんかったもん」 ごもっとも。
前から感じていたけれど、このコロナ禍でマスクが常態化していて、
小さい子どもに、相手の微妙な表情がわからないことが不安だった。
誰であっても、生き生きした表情って、大事な気がするなあ。
早くマスクの要らない社会が来ないと、何かが壊れそうで心配だ。
さて、楽しく遊んだところでおしまいの時間。
また面白い本を読もうね。
次の文庫の日は、12月5日です。
(芝 直子)