「キャベツくん」 2021年9月4日
2021年09月05日
いきなり延長になった夏休みも終わり、どうやら2学期。
せっちゃんとこも神戸に帰られたようで、本だけ戻っていた。
またいつか、本を借りに来てくれますように。
和子さんとおしゃべりした後で、絵本を引っ張り出す。
長新太作の『キャベツくん』だ。
この前、市民図書館で長新太さんの別の絵本を見て、
改めてすごい作者さんだと思ったのだ。
長新太ワールドというか、あの独特のナンセンス絵本の数々は
なんというか、常識にしがみついている自分がこれでもかと
ひっくり返される気がして、すごいと思うのだ。
文庫にもたくさんあるけれど、やっぱりダントツは『キャベツくん』。
おなかがすいたブタヤマさんに、「おまえをたべる」といわれて、
「ぼくをたべるとキャベツになるよ」
鼻がキャベツになったブタヤマさんやら、胴体がキャベツのゴリラやら、
一人で本を広げてニタニタしてしまった。
何回読んでも、やっぱり面白い!
文庫のお客もなし、しみじみとキャベツくんの世界に浸って、今日は終了。
和子さんにはお話を一つ、『おおかみの眉毛』を聞いてもらった。
次回も楽しい絵本を読みたいな。
次の文庫の日は、9月18日です。
(芝 直子)