「エルマーのぼうけん」 2022年11月5日
2022年11月21日
今日は文庫のお客に、栄田さんが来てくださった。
元の『かいがら文庫』さんのメンバーだった方で、絵本にも詳しい方。
ありがたいことに、まゆーらに本を借りに来てくださるのだ。
児童書を借りてくれる、貴重なお客様だわ。
今日も何冊か借りてくださった。
面白い本を見つける嗅覚って、絶対あるな。
栄田さんと、本のことをおしゃべりして、おまけにお話を一つ聞いてもらう。
イギリスの昔話で、『かたやきパン』だ。
パン焼きかまどから逃げ出した、かたやきパンが、家の人たちや道で出会う人たち、動物たちからも逃げて、最後に…というお話。
世界中に類話があって、最後にパンを食べちゃうのは、
キツネだったり、ブタだったり、いろんなパターンがある。
この前、ある施設でこのお話を語ったら、車いすの2年生の男の子が、
話し終わったとたん、「楽しいお話だった」といってくれて感激した。
さて、一人になってから、自分のための絵本探し。
『エルマーのぼうけん』シリーズを、参考に使いたいことがあるのだ。
3部作で、全部あるかと思ったのに、『エルマーのぼうけん』と
『エルマーと16ぴきのりゅう』の2冊しか見つけられない。
この前探した『もりのへなそうる』みたいに、また行方不明かも。
まあいいや。
で、改めて『エルマーのぼうけん』を読んでみる。
何しろずっと昔に読んだきりで、細かいことは忘れている。
でもなんて面白い本!
本当に前に読んだのかしらと、自分の記憶力を疑ってしまった。
エルマーが竜の子どもを助けに行く冒険なんだけど、
持っていくアイテムや、猛獣たちとのやり取りのおかしさ。
そして何よりハラハラしてしまう。
きっと同じように、昔読んだ本でも年齢を重ねたら、新鮮に感じて、
新しい発見や感動に出会えるに違いない。
文庫にある本、またちょっとずつ読み直したくなった。
次の文庫の日は、11月19日です。
(芝 直子)