「めっきらもっきらどおんどん」 2024年10月5日
2024年10月14日
さあ、今日はきっとお客さんがいない日だと思って、
散らかったドールハウスを片付けかけていたら、うれしいことにお客さん。
元かいがら文庫の栄田さんと、あお君たちだ。
そうか、お習字の日じゃないけど、
このごろはしずくちゃんがよちよち歩き回って、
お母さんはお習字どころじゃなくなったからねぇ。
お兄ちゃんと文庫で待っていられるようになるまでは、お習字は無理か…。
そのしずくちゃん、とっても元気で、両手にお菓子を持って、
どっちもかじりながら歩き回る。
あんまり可愛いので、写真を撮ろうとしたけれど、まあ難しい。
…うちのネコの写真を撮るのと同じくらいの難易度だ。
お兄ちゃんはせっせとお絵描き。
栄田さんに「鬼太郎、好きなんや」と言われるほどに
紙一面に、原画そっくりの水木しげるワールドを描いている。
相変わらず妖怪とお化けにハマっているとのこと。
借りて帰る本も、やっぱりおばけの本、と言われたけれど、
さすがに3回続いておばけの絵本を10冊づつ探すのは大変だ。
タイトルに『おばけ』のついた絵本は、前々回と前回で、
あらかた探して、貸したもんなあ。
タイトルにおばけ、とついていないおばけの本はないかしらん。
栄田さんに聞いてみたら、『めっきらもっきらどおんどん』を薦めてくれた。
さすが、かいがら文庫でたくさんの絵本を見ていただけのことはある !
長谷川摂子作、ふりやなな絵のこの絵本なら、
タイトルになくてもおばけの本。
お宮の大木の前で、でたらめの歌を歌った かんたが、
いきなり穴の中に吸い込まれて、3人(3匹?)のおばけに会う話。
なんだかおかしいおばけたちと夢中で遊んで、遊び疲れて、
「おかあさーん」と叫んだとたんに、元の境内に戻ってくるシーンは、
ふりやななさんの絵と合わさって、とても素敵だ。
こんなおばけたちなら、怖くないのに。
さて栄田さんにも聞いてもらって、この前のお習字の時に
皆さんの前で語って、スイーツに負けた『かみなりこぞうがおっこちた』を
もう一度語ってみる。
あお君もお絵描きしながら、しっかり聞いてくれた。
良かった良かった。
ところで1か月先の話になりますが、11月の第1土曜日は、
私は文庫をお休みさせていただきます。
でも藤浪さんがいらっしゃるから、声を掛ければ開けてくれると思います。
次の文庫の日は、10月19日です。
(芝 直子)