
「やきざかなののろい」 2025年3月1日
2025年03月02日
いきなり『やきざかなののろい』って、呪いの絵本?
いやいや、そんな恐ろしい絵本ではなく、なかなかユーモラスな絵本。
文庫の帰り際になって、10冊借りると決めた絵本を探していたあお君に、
「おススメ絵本は?」と聞かれて、引っ張り出した何冊かのうちの1冊だ。
焼き魚が嫌いで、食べ散らかした男の子が、お風呂に入っていると
食べ散らかされた焼き魚が、「嫌わないでくれぇ、ちゃんと食べてくれぇ」って
お風呂の中に出てくる。
断固拒否し続ける男の子が…
塚本やすし作の絵本で、決して食育の本などではない所が好き。
なにしろ男の子は焼き魚の逆襲に会って、食べられるのだ。
あお君の好きな魚は鮭、鯛、それからブリだっけ?
あんまり逆襲されるイメージはないよね。
さて、今日の文庫は大入り満員。
佐武さんが見えたので、和子さんも一緒にお話を聞いてもらっていたら、
あお君たちや栄田さんも来てくれて、お絵描きやら坊主めくりやら。
そばではすごくしっかりしてきたしずくちゃんが、
紙からはみ出る勢いで色鉛筆を使っている。
その絵がなぜか、キャベツに見えた。いいな。
あ、あお君が上手に描いていたのは、鬼滅の刃のせんごくさんだったよね。
ちゃんと覚えたぞ。
写真は、4月並みの陽気になった境内で、ランニングシャツになったあお君。
なんぼ何でも早すぎないか?と思ったけど、平気らしい。元気ねぇ。
さすがもうすぐ一年生。小学校まで3㎞あるから、頑張らなくては。
あお君の「おススメ絵本は?」のコールに応えて、
栄田さんも絵本を選んでくれていた。
「それ、うちにある」とか言われていたけれど。
とっさにおススメ絵本を積み上げられない私の勉強不足。
次には頑張るわ。
栄田さんもお話してくれたので、今日の文庫はお話三昧。
ろうそくを消した後、天井に煙が漂っているのを、
しずくちゃんが見つけて、声を上げてくれていた。
次の文庫の日は、3月15日です。
(芝 直子)