
「くだもの」 2025年6月7日
2025年06月08日
そろそろ梅雨入りも近そうな曇り空。
今日の文庫は、りょうたろう君とやまと君兄弟と、そのお母さん、おばあさん。
文庫に遊びに来てくれたのは、初めてかもしれない。
うれしいな、お客さんでにぎやかな上に、先週に続いて佐武さんもみえた。
さっそく先週、佐武さんにいただいたシャボン玉液の登場だ。
佐武さんが手際よく準備をしてくださって、境内で飛ばしたけれど、
写真のような大きいシャボン玉が次々に飛び出して、大騒ぎで遊んだ。
すごくきれいで、おばあさんも動画を撮っておられたようだ。
りょうたろう君もだんだん上手になって、
お兄ちゃんの真似をしたいやまと君も大騒ぎ。
本当に楽しく遊んでくれて、良かった良かった。
境内の石畳に液をこぼしてしまったので、バケツの水を何杯か掛けた。
でもひょっとして、雨が降ったら誰かが滑らないか、ちょっと心配です。
次回は置き場所に気を付けなくては…。
文庫の中で、絵本が好き、果物が好き、という二人に読んだのは、
ズバリ、平山和子作の『くだもの』
表紙いっぱいのサクランボの他、スイカ、リンゴ、柿、バナナなどの身近な果物が、
きれいな絵で描かれて、「はい、どうぞ」と…。
子どもたちが絶対に食べる真似をしてくれる絵本だ。
古い本だけど、とてもいい絵本。
さて、今日のお話は、『手伝い猫』を皆さんに聞いてもらう。
何しろ冬野の周りは、右向いても左向いても、今が田植えの真っ盛り。
てんてこ舞いのおかみさんに、手伝ってくれたらいいのに、と言われたネコが、
田んぼに入って田植えをする話で、この季節に語りたかったのだ。
きれいな姉様に化けで田植えをしていたのが、年寄り猫と知ったら、
姉様にいいところを見せようと我れ先に働いた若い衆らは、
たまげるだろうなあ。
ばれなくて良かった。
いっぱい遊んで、風船を抱えて帰ったりょうたろう君たち、また遊びに来てね。
それにしても、次々に子どもたちに本や手作りおもちゃ、木のコレクションなどを
持ってきてくださる佐武さん。
子どもたちにシャボン玉のやり方を教えている姿は、
すっかり文庫のスタッフに見えたわ。
いつもありがとうございます。
次の文庫の日は、6月21日です。
(芝 直子)