
「アメリカのマドレーヌ」 2025年6月21日
2025年07月01日
久しぶりにお客様ゼロの日。
小さい子でも遊びやすい、シャボン玉の道具を作ってみたり、
和子さんとおしゃべり。
後は久しぶりに絵本を色々読んで、楽しかった。
ずっと前に読んだきりの絵本って、知ってるつもりでも忘れてる。
ルドウィッヒ・ベーメルマンスの『マドレーヌちゃんシリーズ』も、
文庫にあるだけを全部引っ張り出してみたら、結構新鮮だった。
中でも『アメリカのマドレーヌ』って、そんなお話だっけ?
ひいおじいさんが亡くなって、莫大な遺産を受け継ぐことになった
マドレーヌが、いつもの仲間や先生と一緒にアメリカまで行く話。
受け継いだのは金鉱や油田、広大な農場や店舗って、どんな話だ。
何でもこの本は、ベーメルマンスの没後、残された下絵を元に、
孫が完成させたとのこと。
マドレーヌちゃんが出てこない、クリスマスのお話も二つ載っている。
色んな意味で、意外な絵本だった。
さて、和子さんがお話のリクエストをしてくれてので、
前回とは別の、田植えと猫のお話を一つ。
『さなぶりの猫』
鯉を盗ったと濡れ衣をきせられた飼い猫が、二本足で立って、
主人の布団の周りを「俺ではねえぞ」と歌い踊る話。
怪談ではないので、楽しいお話だ。
冬野の田植えも、まだ代かきをしているところもあるが、そろそろ終わり。
今年のお米の出来に期待しよう。
わらべうたに、頭にお手玉を乗せて、「今年もお米がいっぱいとれますように」と
手のひらに受けるのがあるわ。
次の文庫の日は、7月5日です。
(芝 直子)