こいぬのうんち
2011年03月05日 今日の文庫は大入り満員。
久しぶりに、ちえちゃんが旦那さまと
二人の男の子を連れてやって来てくれたのを皮切りに、
いつもは忙しくて来られない6年生のえみちゃんの姿も!
すぐ出来る工作を、という事で、
『かみこぷたあ』を作る。
コピーしてある用紙を切って、折り、
重しにゼムクリップをくっつけたら出来上がる。
所要時間、多分1~2分。
これがまた、よく飛ぶ!
飛ぶというより、投げるとクルクル回りながら
タンポポの綿毛のように優雅に落下するのだ。
初めは室内で投げていたが、
そのうちみんなで境内の石段の上から
下に向かって飛ばしっこ。
青空に向かって一・二の三…
やった、撮影成功。
そのあと、山の上で遊んでいたえみちゃんが、
「芝さん、春を見つけた!」
そして何かを後ろ手に隠してみんなで降りてきた。
せーの、と出そうとするので、
「まてまて、問題にしよう、
それは、①、カエル!」と私。
「ブー」
「②、ふきのとう!」ときょうた君ママのみぃちゃん。
「ブー」
「③、レンゲ!」とまた私。
「ブー」
満面の笑顔でふみちゃんが出してくれたのは、
タンポポでした。
タンポポと言えば、そのあと文庫で読んだ
『こいぬのうんち』にも出てくるぞ。
クォン・ジョンセン作の韓国の絵本で、
なんと子犬がしたウンチが主人公。
みんなに汚いと言われて悲しむウンチが
タンポポの肥料になって、
きれいな花を咲かせるという話。
ウンチの本と言う事で、
飛びついて聞いてくれたきょうた君に、
「はい、タンポポ」と、さっきの花を渡したら、
「ウエー」と微妙な顔…。
人に蔑まれるものでも、その身を犠牲にして
誰かのために役に立つ、という
韓国らしい教訓のオハナシ。
今年の花祭りは4月16日土曜日の12時からです。
次の文庫の日は、3月19日です。
(芝 直子)