クリーナーおばさんとカミナリおばさん
2008年12月06日 いつものメンバーで、プラスチックのしおり作り。
オープンに入れたら縮むプラパンではなく、コンビニ弁当やスーパーの食品トレーのふたになっているプラスチックが材料だ。
それを切って、好きな絵本の絵に乗せて、黒のマーカーで写し絵。それからひっくり返して、着色するのがミソ。
あとは形を整えてパンチで穴をあけ、リボンを付けるだけだ。これが材料のお粗末さの割に、きれいな作品になる。
好きな絵本を写して、バーバパパの家族をどっさり作ったのはみきちゃん。
樹人君とそうたアニキは、恐竜絵巻絵本や動物園絵巻絵本を写していたが、そのうちに「ポケモンを描きたいなあ」
で、この寒いのにそうた君が家までポケモンの本を取りに帰ってくれた。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 公式全国大図鑑』 厚さ5センチはありそうなすごい本だ。
うーむ、初めて見た。いくらするのだろうと、奥付を引っくり返してみたが、定価は不明。 欲しいなあ!
それで一杯ポケモンをしおりに作りながら、樹人君が急に「ねえ、おばちゃん。こわれた電気製品が動き出す絵本、あったよね。」
むむむ…。記憶がない。
「どんな本やった? 文庫にあった?」
「ごみ島にいっぱい捨てられてる電気製品に、雷が落ちて、動き出すやつ。お母さんにずっと前に読んでもらったんよ。」
いろいろ内容を説明してくれるのを聞いているうちに、だんだんそんな本もあったような気がしてきた。
よし、一冊ずつ探すわ、と本棚に這いつくばって探していて、ついに発見。
西内みなみ作の『クリーナおばさんとカミナリおばさん』
福音館書店だった。
まだまだ使えるのに、ゴミの島に捨てられた掃除機のクリーナおばさんや、他の電気製品に雷が落ちて、バチバチ・ブーン・ビーンと、ゴミの島が光り始める。
樹人君の言ったとおりだったが、ポケモンを塗ってて、どうしてこの本を連想したのだろう???
文庫の本なのに、全然思い出せなかったのは情けない、と思いながら読み聞かせをしてみたら、みきちゃんが借りて帰ってくれた。 良かった。
次の文庫の日は、12月20日です。年内最終だ!
(芝 直子)