「プカプカチョコレー島」 2013年6月15日
2013年06月15日
ずっとカラ梅雨だったのに、今日は久々に雨。
このまま雨も降らずに梅雨明けするのかと
心配していたが、まずは恵みの雨になった。
アマガエルも大声で鳴いている。境内のアジサイも心なしか元気だし、
雨の文庫で、今日は黙ってひたすら読書。
みきちゃんもりこちゃんも、何冊もの本を読んでいた。
二人が読んでいたのは、今日新しく文庫に持って行った
原ゆたかの『プカプカチョコレー島』のシリーズだ。
ご存知『かいけつゾロリ』の作者でもあるが、
このシリーズは実は結構前に出版されたもの。
ゾロリと同じ程度の読みやすさだが、
おやじギャグが無いぶんお話に集中できる。
みきちゃんは5冊持って行ったうちの4冊を
あっという間に読んでしまった。
そうだろうなあ。
みきちゃんはもっと想像力の必要な本でも
読める子だから。
とにかく黙々と本を読む子どもたちの側で、
私も本棚から出したシリーズを3冊ほど読了。
私が読んでいたのは富安陽子の
『内科オバケ科ホオズキ医院』のシリーズ。
以前新聞に
連載されていた頃から好きだった。
みきちゃん、今度一度読んでみて!
うつむいて読んでいて腰が痛くなり、ウーンと
寝転んだら、天井の大きいアート(?)が見えた。
今から11年に文庫の子どもたちが製作した物で
境内でひろげた大きい紙に
みんなで手形をペタペタ押して絵にした作品だ。
思わずみきちゃんに
「みきちゃんの手形、ある?」と聞いたら、
何とみきちゃんの生まれる前の年だった。
じゃあ、あいか姉ちゃんか、いっと君の手もあるな。
久しぶりに寝転んで、しみじみと眺めてしまった。
さあ、ひたすら静かに本を読んだ良い時間だった。
雨の日もいいな。
次の文庫の日は、6月29日です。
(芝 直子)