「ふしぎをのせたアリエル号」2016年2月20日
2016年02月24日
今日はものすごい土砂降り。
時々雷も鳴って、にぎやかでいい雨(?)だった。
その中をやって来てくれたみんなと、今日もプラバンで遊ぶ。
妙ちゃんがオーブントースターで焼いてくれるのを、真剣に監督する子どもたち。
そろそろ縮んでまた広がってきたよ。もうすぐ出来上がるよ!と。
他にも今日は嬉しいことがあった。
前回紹介した『西遊後記』を、ゆきや君が借りてくれた。
ただ、西遊記を知らないらしいのがちょっと不安なんだけど。
で、ハッと気がついたのね。
ホントにゆきや君もりこちゃんも、いつのまにかこんなに字が多くて分厚い本を
スラスラ読めるようになっていたんだ。
ひょっとしたら、この二人なら『ふしぎをのせたアリエル号』、
読んでくれるのじゃないかしら。
本棚の一番上にある、ハリーポッターよりも分厚い本。
作者はリチャード・ケネディ。訳したのは中川千尋さんで、
中川さんが素敵な挿絵も描いている。
少女エイミイに本をずっと読んでもらったおかげで、
ある日奇跡が起きて、人間になった船長の人形キャプテンが、
反対に辛いことが続いて人形になってしまったエイミイを連れて、
海賊の宝を探して航海するお話。
振り仮名付きで読みやすいけれど、何しろ分厚過ぎて
誰かが読んでくれたらいいなと思って買ったものの、諦めていた。
いつか読んでくれる子がいたら、それこそ奇跡かも…と。
その奇跡が本当に起きるかも知れない予感を感じた今日でした。
児童文学としては多分40年くらい前に出た名作で、
男の子にも女の子にも楽しめると思う。
まあ慌てずに気長に奇跡が起きるのを待つことにしよう。
そう言えば、よくあるおもちゃで、黄色いゴムのアヒル、
ぷかぷか浮いて、押すとピーと鳴るあいつを見るたびに
私はこの『ふしぎをのせたアリエル号』を思い出す。
このお話の中では重要な役を担っていて、
「ふうん、お前はアレだな」と、色メガネで斜に見てしまうのだ。
さてもう1枚の写真はカレーパンマン。
ご存じアンパンマンのお友だち。
絵を描いたのはりこちゃんで、ボタンで顔を作ったのはゆきや君。
側でさやちゃんが、ボタンを返してと怒っていたけど。
次の文庫の日は、3月5日です。
(芝 直子)