「かえるくんにきをつけて。」2018年6月2日
2018年06月06日
境内でしきりにカエルが鳴いている。
その中でよっこちゃんが庭仕事にご精を出しておられた。
さて今日は誰かお客があるかなあと思っていたら、
久しぶりにあいちゃんが遊びに来てくれた。
さっそくドールハウスを出し、ご機嫌。
でもお庭の花壇はすっかり壊れて、粘土で作っていたお花も無い。
もしかして今日、大きいお客があった時のために、
いい粘土を用意していたので、あいちゃんとおしゃべりしながら
小さいバラの花を作って、壊れた花壇に貼ってみた。
ヒマな時にもっと増やすべきだなあ。
後はトランプをしたり、お絵描きしたり、二人で遊ぶ。
お土産に万華鏡を作って、境内で空をのぞいたらとてもきれいだった。
あいちゃんが帰ってしまってから、境内で鳴くカエルの声を聞き、
本棚から引っ張り出したのは、五味太郎作の『かえるくんにきをつけて。』
表紙のタイトルが、いかにも子供が書いたようなたどたどしい手書き風で、
うんうん、こんな子がお友だちにいたら、つい「きをつけて」って
言いたくなるかも。
おれ、強いんだぞ、けんかするか。ハイハイ。
手品だぞ、拍手拍手しろ。ハイハイ。
言いたいことを言って、めちゃくちゃやって、パッパと帰っていくかえるくん。
絶対、おとなしい女の子の持てっている物を取り上げたりして
泣かしちゃうやんちゃ坊主。
面白いけど、他の子には「気をつけて」って言われるヤツだな。
心当たりがありすぎて困るわ。
次の文庫の日は、6月16日です。
(芝 直子)