今日のまゆーら

  「ごきげんなすてご」 2019年10月19日 

2019年10月22日

 

 

今日は久しぶりに新しいお客様。

ニュース和歌山を見たというお母さんが電話をしてこられて、

男の子二人と一緒に来てくださった。

 

お兄ちゃんが1年生で、弟君は3歳。

お兄ちゃんはすごい本好きで、来るなりずうっと本を引っ張り出しては

次々に広げて読んでいた。

 

普段から図書館などによく通われるということで、

面白そうな本を探す嗅覚もありそうだ。

 

弟君はとにかく元気。

絵本も気になるけど、遊ぶのも大好き。

久しぶりに私も小さい子と遊ばせてもらった。

 

で、お母さんもかなりの本好きさんで、

絵本や読み物の本棚の本を熱心に取りだして読んでおられた。

 

そこでお好きな本のジャンルをお尋ねしたら、

「実用書か、自己啓発系の本が好きです」とのお答え。

おっと、私の一番苦手な分野だわ。

 

弟君がトイレに行きたいと言ったのでご案内したついでに、

トイレの前の大人向きの本をご紹介しておく。

気に入ってくださる本があるといいな。

 

そうしているうちに、「子どもの声がする!」と言って、

本堂で今日も大人のための書道教室をしてくださっていた

上田先生が文庫に顔を出してくれて、

「ここでずうっと本を読んで育つと、こんな大人になって…」と言う。

どんな大人だか、きっと立派な大人だわ。

 

ところで、お母さんに、お兄ちゃん向きの読み物を尋ねられて、

すぐ横の本棚から出しておススメしたのが、

いとうひろし作の『ごきげんなすてご』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弟が生まれて、お猿みたいな弟をみんなが可愛がるので

うんざりしたお姉ちゃんが、自分から捨て子になって、

段ボール箱に入って誰かに拾ってもらおうとするお話。

 

 

 

どんな家に拾われたいか、あれこれ考えているが、結果は?

小さいお兄ちゃんやお姉ちゃんが、意地を張りながら

しぶしぶ下の子を受け入れる様子が見えて、好きな本だ。

 

さあ次は誰か来てくれるかな。

 

次の文庫の日は、11月2日です。

(芝 直子)