「風と行く者」 2020年7月18日
2020年07月19日
前回の文庫の日が大雨で、一回お休みにしてしまった。
それにしても雨ばかり。
今日は珍しく薄日が差すけれど、一か月ぶりの文庫はお客ゼロ。
と思っていたら、学童保育の仕事をしている私の知人が訪ねてきてくれた。
私が年度末に退職したので、もうお目にかかることはないかと思っていた。
忘れずに遊びに来てくれたらしい。
彼から最近の学童保育の事情を聞いたり、本の話をしたり。
前職が大学図書館の司書だった彼は、絵本の話もできる人だ。
先月海南市にオープンした図書施設ノビノスのことも知っていた。
私もこの頃よく行って、本を借りている。
まゆーら文庫も加わっている、紀北子どもの本連絡会の今年のテーマが、
『図書館でお宝探し』。
児童文学の、今まで読んだことのないお宝を見つけようという企画。
それでノビノスに足繁く通っているのだが、なかなか初めてのお宝は見つけにくく、つい自分の好きな作者に目が行ってしまう。
今回タイトルにした『風と行く者』も、そうやって見つけた本だ。
文庫でも大人気だった、上橋菜穂子の『守り人シリーズ』の最新作。
長いシリーズが完結したので、外伝が出たのに気づかなかった。
いつもは文庫にある本を紹介しているこのブログだが、
今日は図書館の本でおススメ。
すごく面白くて、守り人シリーズの魅力を再発見したけれど、
これって新しいお宝を発見、とは言えないか。
さて写真は、ミニチュアの扇子。
今日から本堂で大人の書道講座を再開した、
上田大愚氏の恩徳讃の書を縮小コピーした和紙を使っている。
本物の書の額縁の上に乗せてみたけど、落っこちる…。
和子さんリクエストのミニチュアの和室も、もうすぐ完成する。
その和室に置くお茶道具や小物作りはこれからだ。
そんな話をしていたら、彼が、将棋盤を作れという。
そういえば、将棋も詳しくて、強いのだ、
この前来たときはご住職のレア物のギターを弾いていたし、
趣味の広いヤツだわ。
次の文庫の日は、8月1日です。
(芝 直子)