「おもちのきもち」 2021年12月4日
2021年12月05日
今日はまゆーら文庫の成道会。
お釈迦様が悟りを開かれたお祝いの日。
以前はお汁粉のお振る舞いがあったり、子どもたちもたくさん来てくれて
賑やかだったんだけど、昨今のコロナ禍もあって、
今日のお客様はあお君とママのお二人。
後はいつものお寺の皆さんと私だったが、
本堂を元気に動き回る3歳のあお君のおかげで、
子どもの声が響く賑やかな成道会だった。
副住職の宏典様の、成道会の成り立ちのお話も、
さすがにあっさりにならざるを得ず、ちょっぴり残念。
私もろうそくを点けて昔話を二つ。
ドイツの昔話『まほうのビール』と、日本の昔話で『宝ゲタ』。
聞いてもらえそうなら、『聞き耳頭巾』にしようと思っていたが、
長いからあお君が飽きるといけないので変更した。
どうせ変更するなら、『サトリ』にするんだったと後で気がついたけど。
読み聞かせ用に絵本は用意したものの、それは出来なくて、
帰りにあお君が借りて帰ってくれた。
かがくいひろし作の『おもちのきもち』。
お正月前のこの季節、お餅たちは受難の時期??
杵でたたかれ、丸められたりちぎられたり。
挙句にいろんなものをまぶされて、食べられてしまうのだ。
鏡餅だけは、今のところ大事にされているけれど、いつ何時…。
それで逃げ出してしまう鏡餅が、さて、どうなったでしょうか。
お餅を食べたくなってしまう事、請け合いの本だ。
お母さんが本棚から『おだんごぱん』を見つけ出して、
懐かしがって借りてくれたが、おんなじ感じの絵本かも。
面白いよ。
さて、あお君は文庫でいっぱい遊んで、
まだ遊び足りないとイヤイヤしながら帰って行った。
副住職さんにもドールハウスでいっぱい遊んでもらっていたのにね。
写真は、瓦屋根より高いあお君。
また遊ぼうね。
そう言ったところで、今日の午前中に、あるイベントに参加してお話した時、
同じように帰り際に「またね」と声掛けした、4歳位の男の子を思い出した。
「また? もうないで。どこで?」と言われた。 うっ、冷静な子や…。
でも次の回の途中でまた入ってきたから、本気にしてくれていたのかも。
小さい子って、楽しい。
次の文庫の日は、12月18日です。年内最終だわ。
(芝 直子)