「波のそこにも」 2024年2月17日
2024年02月18日
今日は静かな文庫の日。
栄田さんが来てくださった他は、本を読んで過ごす。
読みかけたのは、末吉暁子作の『波のそこにも』。
和製の歴史ファンタジーで、海の底にある異世界が舞台だ。
そこに壇ノ浦の戦いで海に沈んだ、幼い帝が落ちてきて…
『波のそこにも』というのは、帝を抱いて身を投げた二位局が言った
「波の下にも都のそうろうぞ」からきている。
海の底に暮らす種族が色々出てきて、物語は思いがけない方向に。
前にも一度読んでるのに、夢中で読みふけってしまった。
歴史ファンタジー、やっぱり好きだわ。
さて、前回の文庫の時にも持ってきていた、飛び出す縫いぐるみ、
通称かくれんぼ人形と勝手に呼んでいるのだが、
それのネコとウサギを作った持って来た。
この前、泣き出したしずくちゃんに見せてあやしたら、
泣き止んでくれたので、調子に乗っていくつも作ったのだ。
実はそれの茶色のクマさんを、栄田さんに差し上げることになって、
取りに来られたのだ。
わらべ歌をする時に使ってくれたらいいな。
作るのが面白くて、どうやったらもっといいのができるかと、
しなければいけない勉強をほったらかして、作って遊んでしまうわ。
栄田さんにお話を一つ聞いていただいて、また本を読む。
読み切れなかったから持って帰ろう。
次の文庫の日は、3月2日です。
(芝 直子)