「紀州の民話」 2024年6月29日
2024年07月08日
ようやく先週梅雨入りしたと思ったら、
そんなに律義に毎日降らなくても…と思うほどの雨続き。
今日は幸い薄日が差したので、大きな風呂敷包みを持って来た。
一月ほど前に、和子さんにリクエストされた、寝室のドールハウス。
寝室の様子は写真に撮らせてもらったので、それをモデルに
手持ちの材料で頑張って作ってみたのだ。
元は和室だったところをフローリングにして、ベッドを二つ置いてある。
境内に面したテラスからは、お庭が見える。
天袋も含めて、襖を三か所。
もう片面は、アルミサッシの建具になっていて、
アルミの建具は初めての挑戦だった。
何とかそれらしくできて、やれやれ。
テラスは開閉できるようにしたが、材料不足で、
テラスのみ、そうめんの木箱で作ったものだから、
元々巻いていたビニールのベルトの跡がどうしてもくっきりと…。
うちでチマチマ作ったのはいいけれど、油断すると、
すぐに猫たちが来て、植木鉢やカットした木をくわえて行ったりするので、
出来立てを慌てて持って来たのだ。
そしたら写真を撮り忘れた。
また今度撮ってみよう。
和子さんがとても喜んでくださったので、良かった。
文庫は誰もお客様が無くて、和子さんとドールハウスの話をしたり、
お茶をいただいて、おしゃべり。
「もう一回あの話を聞きたい」と言ってくれた、和歌山弁の
『だんまりくらべ』を聞いてもらって、今日はお終い。
紀州の方言で語るお話、色々あって、語るのも大好き。
文庫にも『紀州の民話』があるけれど、
あれは読んで楽しむ本かなあ。
語るためには、もう少し自分で手直ししなければならないかも。
でないと、隔靴搔痒の感じがして気持ちが悪かったりするのは、
私自身が小さい頃に、父母の語る和歌山弁の昔話を聞いたせいだろう。
『だんまりくらべ』は、語るためのテキスト『子どもに聞かせる日本の昔話』から
採った話だが、やっぱり自分で和歌山弁に直している。
また、和歌山の他のお話も和子さんに聞いてもらおう!
次の文庫の日は、7月6日です。
(芝 直子)