今日のまゆーら

  「11ぴきのねことぶた」 2024年8月3日 

2024年08月13日



前回の文庫の予定日が、お寺の都合でお休みになって、

今日は一月ぶりの文庫の日。

 

外出はなるべく控えましょう、と言われるほどの猛暑の中、

東京から里帰りしてきた、はるかちゃんとあきら君姉弟が来てくれた。

送ってきてくださったおばあちゃんも、暑い中、ありがとうございます。

 

実は数日前の早朝に散歩した時、はるかちゃんたちのご実家の庭に、

ろう石か何かで、一杯お絵描きしているのを見て、

あ、はるかちゃんたちが帰省してるんだと気がついていた。

そう言ったら、「見つかってたか」とはるかちゃん。

 

1年生になったあきら君は、また背が伸びて、

次々に引っ張り出した絵本を、「読んでほしい」と言う。

そんな願いされたら、頑張って読むしかないわ。

11ぴきのねことぶた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで久しぶりに『11ぴきのねことぶたのいえ』を読んだ。

ご存じ、馬場のぼるさんの絵本で、ちょっぴり自分勝手なねこたちが、

ぶたの家を建てるのを手伝っているうちに、出来上がりが気に入って、

自分たちの家にしてしまうお話。 でも台風が来て…

11ぴきのねこ、好きだなあ。

 

 

聞いてくれているあきら君の反応がとても素直で、楽しくなって、

長いのも入れて4冊、読んだ。

お姉ちゃんはその間、せっせと色んな工作で手を動かしながら聞いて、

ビーズやタオルハンカチの人形などを仕上げていた。

 

せっかくだからお話も二つ。

パッと電灯を消してくれた中で、グリムの『おいしいおかゆ』と

和歌山の印南の昔話、『ばあさんとどろぼう』だ。

こてこての和歌山弁なのに、二人とも大笑いしながら聞いてくれた。

君たちは神戸の言葉も東京の言葉も、和歌山の昔の言葉も分かるんだ。

きっと将来はバイリンガルになるかしらん。

 

目いっぱい散らかして遊んでいるところへ、

おばあちゃんが迎えに来てくれて、大慌てでお片づけ。

それでうっかり写真を撮り忘れた。

東京に帰っちゃうまでに、もしまた来られたら来てね。

 

次の文庫の日は、8月17日です。

(芝 直子)