今日のまゆーら

  「かいけつゾロリ シリーズ」2025年1月4日

2025年01月10日



明けましておめでとうございます。

新年早々、文庫を開けました。

今年も面白い本にたくさん出会えますように。

そして、文庫でもみんなと遊べますように。

 

三が日を過ぎたばかりで文庫を開いたのは、

ひょっとして東京から帰省したはるかちゃんとあきら君が

遊びに来てくれるかなあと、期待したから。

 

だから二人が本当に来てくれて、すごくうれしかった。

見るたびに背が伸びるよねぇ。

入ってきた途端、「かいけつゾロリを読みに来た」と言うあきら君。

 

文庫にあるのは確か10冊くらいかなあ。

それを次々に出してきて夢中で読んでいて、その速さにびっくりしてしまった。

確か1年生だよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原ゆたか作・絵の『かいけつゾロリ』シリーズは、

子どもたちに大受けするけれど、一部の方には不評だったりする。

いつまでもゾロリばかり読んでないで、もっと違う児童書を読んで、などと

言われがちな本。

かいけつゾロリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、ゾロリをたくさん読んで何が悪いの、と思うけど。

堪能したら、好きな子は他の本に手を伸ばすし、

とことんゾロリが好きな子は、それでいいじゃないか。

なにしろ発行以来40年ほど。

いまでも新刊が出続けているんだから、その魅力は推して知るべし…と思う。

あら、お正月から偉そうなことを言ってしまった。

 

お姉ちゃんはせっせとドールハウスを並べ替えて遊び、

それからおもちゃ箱から見つけたビンゴゲームを一緒にして、

和子さんが提供してくれた商品のお菓子をもらい、

最後は百人一首で坊主めくり。

いやあ、よく遊んだ。

 

お正月仕様にしていたドールハウスに、ミニチュアの米俵があり、

はるかちゃんが「枕?」と言う。

いやいや、米俵って、今の子どもは知らないのか。

 

そこで米俵が出てくる、この季節限定のお話『笠地蔵』を聞いてもらう。

傘を被せてもらったお地蔵様が6人、米俵やら餅、酒魚、銭などを

橇に積んで、おじいさんおばあさんの家まで引いてくるお話。

 

おじいさんが「お地蔵様に傘をかぶせ申したので、正月支度は買えんかった」と

言うと、「それは良かったなあ、おじいさんいいことしてきやった」

と言うおばあさん。

そこではるかちゃんが、思わず「うそよ!」と口走ったのはおかしかった。

うんうん、そう思うよねぇ。

 

ではまた春休みに会いたいね。

 

次の文庫の日は、1月18日です。

(芝 直子)