
「ロージーのおさんぽ」 2025年9月6日
2025年09月23日
今日もうだるほど暑くて、子どものお客は無し。
代わりに珍しい大人のお客様が、次々に来てくれた。
和子さんの長女のたえちゃんが、お知り合いの方と来てくれて、
その方がなんと市民図書館の司書さんだった。
図書館の話、本の話を色々お聞きして、すごく楽しい方だった。
和子さんも混じって、さっそくお話の押し売りをする。
宮城県の昔話で、『話ずきな殿さま』
昔話が好きで、いくら聞いても「もっと別な話を聞かせろ」という殿さまに、
「もうたくさんじゃ、昔話はあきた」と言わせた娘の話。
そう、いわゆるきりなし話というやつだ。
実は私が子どもの頃(大昔だわ)、父親に「お話して」とせがんでは、
お話を聞かせてもらっていたのだが、ラジオでプロ野球の中継を
聞いている時に限って、お話は「天からふんどし降ってきて・・・」だった。
「天からなーがいふんどし降って来て…」「まだ降ってる」「まだ降ってる」
南海ホークスの試合が終わるまで、ふんどしが降り続けるのだった。
そこへひょっこり私の友だちがやって来た。
元の同僚で、やっぱり以前は図書館司書だった彼は、
プレゼント用に絵本を探しているという人で、現物を見たいと、
まゆーらに遊びに来るのだ。
現役の市民図書館司書の方と、彼が揃ったから、私も一緒になって、
本棚から次々に取りだした絵本で、あれこれ話が尽きない。
すごーく楽しい、いい時間だった。
彼は前回来た時、友人の赤ちゃんに贈る本を探していたのだが、
今日も色々絵本を見て、候補を絞ったらしい。
たくさんリストアップしておかないと、
これぞというヤツが絶版だったりするものね。
リストには入らなかったようだが、話題になった中で、
私が好きなのは、ハッチンスの『ロージーのおさんぽ』。
言葉を読むだけでは、後をつけてくるキツネの事が分からないので、
しっかり絵を見るようになった子どもさんに、おススメだ。
じっくり見ると、さんざんな目にあうキツネがおかしくて、絵もきれい。
お二方とも、ぜひまた文庫に遊びに来てください。
でも子どもたちがワチャワチャしてる時だと、
ゆっくりおしゃべりできないかもね。
それも文庫らしくていいので、子どもたち、来てくれないかなあ。
次の文庫の日は、9月20日です。
(芝 直子)