「くんくんふんふん」 2025年12月20日
2025年12月21日
いよいよ年内最終の文庫の日になった。
でも今日も小さいお客さんの姿は無くて、ちょっと寂しい。

この前は赤ちゃん連れの方が、何度か来られて、
赤ちゃん絵本を借りてくださったんだけどなあ。
その時に思ったのが、棚の高さの関係で、
赤ちゃん絵本を一か所にまとめられていなかったこと。
それで先月、写真のように赤ちゃん絵本を集めてみた。
素敵な赤ちゃん絵本がこんなにあった。
四十数年前に、うちの3人の子どもたちに読み聞かせた本もある。
懐かしくて、あれこれ手に取って読んでみた。

今日気になったのは、オスター・グレン晴子作の『くんくんふんふん』
好奇心いっぱいの子犬が、あちこちの匂いを嗅ぎまわり、
ヘビが出たり、ハリネズミに痛い目にあわされたりして、
そのうち大好きな飼い主の手袋の匂いを嗅ぎつける。
せっかく見つけたのに、手袋を探していた飼い主は…。
最後に見つけた飼い主の靴下を、それはそれは喜んで、
せっせと噛み噛みしているところでお終い。
20年位前の出版で、手に入らないらしいが、
文庫でぜひ小さい子に読んであげてほしい。
和子さんにお話を一つ、『ねこの名前』を聞いてもらったところで、
今年の文庫はおしまいになった。
来年も楽しい本に出合えますように。
次の文庫の日は、1月10日です。
(芝 直子)
