今日のまゆーら

  たねのはなし

2010年12月04日

今日の文庫は、成道会(じょうどうえ)。
本来は12月8日で、お釈迦さまが
悟りを開かれた日のお祝いだ。

文庫では別名・お汁粉パーティー。
本堂でお勤めをした後、
みんなでお汁粉をいただくのが慣わし。

昔は十何杯もおかわりした子がいたものだが、
最近はさすがにそんな猛者はいない。

きょうた君のクラスメートたちや、その弟のふうま君、
それに5年生のあいりちゃんなど、
今日は初めて来てくれたお客がいっぱい。

久しぶりにたつや君やふみちゃんも来てくれ、
12人の子どもプラス大人で、甘―いお汁粉をいただいた。

「甘くておいしい」と私。
「甘くて甘くて甘い」と、たえちゃん。

お砂糖を奮発しすぎたそうです。

お汁粉の後は、松ぼっくりのクリスマスツリーの工作だ。

お釈迦様のお祝いの後、お寺でクリスマスツリーを
作るというのも、節操がない気がしないでもない…。

日本人のええ加減さか、はたまた懐の深さか。
まぁ、そこはお釈迦さまに大目に見ていただいて!

緑や金色、銀色に着色した松ぼっくりに、
ビーズやスパンコールで飾り付けをする。

写真は、子どもチームとお母さんチーム。

「出来栄えの違いを見せてやる」はずの
みぃちゃんの作品は、大雪警報下のツリーのようになり、
ゆきや君の作品に負けたらしい。

ツリー製作の後も、みんなで境内で大騒ぎで
ゆっくり本を読むひまがなかったのが残念。

今日持って行った新しい絵本は、
ダイアナ・アストンの『たねのはなし』だったのだけれど。

一番小さい、蘭の種から、
海を漂う大きなヤシの種(実)まで、
不思議ですごい種の事がいっぱいの科学絵本です。

今日持って行くのは、絶対にこの本!
と思ったきっかけは、昨日の嵐です。

車の屋根に、ガンガンと雹が降り、
強風と雷雨に驚かされた昨日の嵐の置き土産。

今日はあちこちに百合の種や、草の実、
どんぐりなどが落ちていた。

こうしてうんと離れた所まで飛んで行くんだね。
不思議で賢い、たねのはなし、また読んで下さい。

次の文庫の日は、12月18日、年内最終です。
  (芝 直子)