久しぶりに上田大愚氏のお習字の会があって、本堂はにぎやか。
和子さんも、「お習字はよう書かんけど、座らせてもらった」そうだ。
コロナがゼロになるのを待っていたら、お習字が再開できそうもないし、
ぼちぼちやるのがいいよね、きっと。
文庫のお客はゼロで、この前に私の友達がくれた『マンカラ・カラハ』を
一人で何回もやって、研究してみる。
『先を読んで石を置くだけ』なんて書いてるけど、先なんて読めるもんか…。
紀元前から始まったゲームらしいが、まあ、地面に穴を掘って、
石ころを入れたら確かにできそう。
先週お話に行った学童保育の教室でも、牛乳パックを切ってつないだもので
マンカラを再現して遊んでいた。
誰か一緒に遊んでくれたらいいのにな。
そう思っていたら、数年ぶりにさやちゃんにあった。
なんと大きくなって、お顔は確かにさやちゃんなのに、体が別人みたいだ。
中学2年だって。びっくりしてしまう。
時間が無くて、遊んでもらえなかったのは残念。
久しぶりと言えば、夕方お目にかかった(えっちゃん)もそうだ。
昔よく文庫に通ってくれたお子さんたちのお母さんで、
そのお子さんたちが、うちの子どもたちと同じくらいの年だった。
じゃあ、あのお兄ちゃんは46か。 なんと。
えっちゃんと、大きくなった子どもの事や、お孫さんの話に花が咲く。
間に一人で読んでいたのは、文庫の本棚から出した、富安陽子作の
『やまんば山のモッコたち』だ。
モッコというのは、山に住む河童や天狗、動物たちなど、山の仲間の事。
やまんばのお母さんと、その娘のまゆが、モッコたちと一緒に
生き生きと活躍するお話だ。
短いお話がいくつも載っていて、読みやすい。
そういえば、やまんば山の富安陽子作・降矢奈々絵のコンビの作品は、
絵本にもなっている。
そのうちどこかで探してみよう。
お習字の後の和子さんに、『お月さまの話』を聞いてもらって、今日はおしまい。
次の文庫の日は、10月1日です。
(芝 直子)