今日も、ひなのちゃんとあやのちゃん姉妹が来てくれた。
一緒にいろんなカルタやゲームをして、時間いっぱいまで楽しく遊ぶ。

前回よりも、妹のあやのちゃんが慣れてきて、
生き生きと遊んで行ってくれたのがうれしい。
『ぐりとぐら』のカルタをして、お姉ちゃんが読み手になり、
私とあやのちゃんで取る競争をしたら、なかなか手ごわい。
私が大人げなくパーンと取ったら、プウと膨れて、とってもかわいい。

そのあとで、カルタのもとになっている絵本、中川李枝子作の『ぐりとぐら』を
出して読んだら、あやのちゃんが食いついて聞いてくれた。
そりゃあ楽しい絵本だもの。
大きな鍋いっぱいの、黄色いカステラ。
あやのちゃんも本に手を伸ばして、パクパク食べる。
申し訳ないことに、読んでる途中で私に電話がかかってきて、
ややこしい電話でしばらく中断したのに、ちゃんと待っていてくれた。
ありがとうね。
ところで今日一番びっくりしたのは、宏典様に飲み物をいただいて、
さあこぼさないうちに早く飲もう、と私がマスクを外したら、
ひなのちゃんが、「そんな顔やったんか」と言ったこと
えっ・・・・・。
そう言われれば、何か月も前から会っているけれど、いつも必ずマスクをしていた。
素顔で話したことがなかったのだ。
「目しか見えやんかったもん」 ごもっとも。
前から感じていたけれど、このコロナ禍でマスクが常態化していて、
小さい子どもに、相手の微妙な表情がわからないことが不安だった。
誰であっても、生き生きした表情って、大事な気がするなあ。
早くマスクの要らない社会が来ないと、何かが壊れそうで心配だ。
さて、楽しく遊んだところでおしまいの時間。
また面白い本を読もうね。
次の文庫の日は、12月5日です。
(芝 直子)





























