境内の上の山で、大きい木がパックリ裂けているのが見えるのは、
多分夕べの落雷ではなくて、先週の台風のせいに違いない。
なのに、なんだかまた、次の台風が不気味…。
文庫のお客ははるちゃんだけで、そのはるちゃんは自力でスライムを作っていた。
なんでもおうちで目分量で試したら大成功したそうで、
材料一式を持って来て、文庫でもスライム作りにいそしんでいる。
絵の具を入れてきれいな色になった所を撮影してみた。
うー、手の隙間から垂れそうだ。
一緒にやろうと誘ってくれたけれど、私は、昔作ったことはあるものの、
スライムは基本作らない。
なぜかというと学童保育の教室では、このネバネバが天敵なので!!
ところではるちゃんのお誘いを断って何をしていたかと言うと、
前に和本作りに使った襖紙の見本帳で、今日は封筒を作っていたから。
型紙を作って和紙を切り、ボンドで貼ってみる。
結構すごいのが出来たわ。
でもこんなの、使う機会があるのかしらん。
サイズは定型郵便サイズなので、普通に切手を貼ればOK。
和子さんが使ってくださるとのことなので、調子に乗っていくつも作ってみた。
でも分厚い分、重量にご注意を。
ところでお寺の副住職でもある、はるちゃんのお父さんが文庫で読んでいたのは
シェル・シルヴァスタイン作の『ぼくを探しに』だったと思う。
それとも続編の『ビッグ・オーとの出会い』だったかしらん。
普通に絵本の棚にあるけれど、小さい子向きの絵本とはちょっと違う。
なにかが足りない・足りないかけらを探しにいく…
何が足りないのか、そして続編では大きな丸・ビッグ・オーに出会う。
世界中で読み継がれている、大人の童話だ。
哲学的すぎて、私なんかはついついスルーしてしまう手の本だけれど、
そんな本もあるよ、と並べているのが文庫だと思っている。
絵本の世界も多様なのです、と笑っておこう。
次の文庫の日は、9月15日です。
(芝 直子)