「きょうはなんのひ?」 2015年2月21日 

今日のまゆーら 2015/02/24

 

 

きょうはなんのひ?

風船の日。

 

みんなが欲しがっていた縄跳びを買いに行ったついでに、

百均でペンシルバルーンを買ってみたから。

長い風船をひねって動物などの形を作るヤツだ。

でもどうも百均の風船は弱いっちいらしくて、

初めから穴があって空気が漏れたりして、悪戦苦闘。

 

それでも結構形にはなって、初めはネズミ、次にイヌ、キリン…

色々作って楽しんだ。

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実を言うとこの3種類は全部一緒の作り方。

全体の長さとバランスで、ネズミになったりキリンになったりするのだ。

ホントは私が何も見ないで作れるのが、これだれなので。

 

みんなが喜んでくれたから、今度はバルーンアートの本も買ってみよう。

あ、風船もおもちゃ屋さんで買ってこよう。

 

風船の宿命で(?)、途中で割れたり空気が抜けたりもするけれど、

たくさん作った風船を手に、境内でかけっこ。

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写真は、るなちゃん作のキリン。

初めは全然できなかったるなちゃんが、最後は一人でスイスイ作った。

一人でするのはものすごく大変なんだよ。 すごいわ。

帰りまでに、このキリンは茶色の模様も付けてもらっていた。

 

そういうわけで今日は風船の日だったけれど、

明日はネコの日なんだって知ってる?

222、にゃんにゃんにゃんで、2月22日はネコの日なのです。

 

飼いネコ10匹と暮らしているうちの家は、年中ネコの日という気がするけれど。

息子は自分の部屋にいる1匹のために、今日スペシャルご飯を買ってきたし。

 

で、きょうはなんのひ?って書いてて本命の絵本を紹介しなくては。

瀬田貞二作・林明子絵の『きょうはなんのひ?』。

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林明子さんと言えばあの『こんとあき』や、『くつくつあるけ』の人だ。

これも同じ柔らかいイラストで、見るからに林さんの本、と思ったら

文は瀬田貞二さんで、素敵な絵本になっている。

 

子どもが一生懸命書いたお手紙を、

もらったことのないお母さんは多分いないハズ。

 

うちの娘も昔、字が読みにくかったり、ひらがなが間違っていたお手紙をくれた。

その時マサカ怖い顔で、字の間違いを指摘したりはしなかったと思うけれど、

あんまり昔過ぎて、よく覚えていないのが辛いところだ。

私はいいお母さんじゃなかった気がするし。

 

結婚記念日にこんな可愛いお手紙でクイズを仕掛けてくれたら、

お母さん冥利に尽きるかもね。

 

人生、色々手遅れになってから気づくことがあるんだと

最近しょっちゅう思います、はい。

 

次の文庫の日は、3月7日です。

(芝 直子)

「雪の結晶ノート」 2015年2月7日 

今日のまゆーら 2015/02/10

 

 

前回の雪の文庫に比べて、今日は暖か。

境内に干してある藤浪さんお手製の切干大根も、お日さまを浴びている。

良く乾きそうだ。きっとおいしくなるぞ。

 

でも今日文庫で探したのは、『雪の結晶ノート』だ。

マーク・カッシーノ、ジョン・ネルソン共著のとてもきれいな写真絵本。

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お話のついた本ではなく、雪の結晶がどうしてできるのか、

なぜ色んな形があるのかなど、結晶の写真とともに分かりやすく書いた本だ。

 

6角形になるのはどんな時、柱みたいになるのはどんな時、

枝が伸びていくのはどうして?

 

でもびっくりしたのは、雪というのは全部中心に微細なゴミや灰などの

核を持っているということ。

それに、同じ形は一つとして無いんだって。

 

で、なぜこの本を本棚から探したかと言うと、るなちゃんやだいちゃんのママが

お友だちから送られてきたきれいな雪の結晶の写真をみせてくれたから!

 

アメリカ在住の方で、車のフロントガラスにちっちゃな白い粒がついていて

よーく見ると、6角形のみごとな結晶の形なのだ。

 

ママのお話ではアメリカのそのあたりは湿度が低く、

結晶が溶けずにきれいに降ってくるのだそうな。

見てみたい!

 

絵本によると、雪の結晶を観察する方法は、黒い厚紙などを準備して、

しかもそれをあらかじめ冷やしておいて、

後はひたすら雪が降るのを待つだけ…って、おい。

 

とりあえずは雪が降ってきたら、手のひらではなく、帽子や手袋で受けましょう。

きれいなものは見たいけど、寒いのは大嫌いな私としては

やっぱり炬燵で見てるのがいいかも。

 

夕方になって急に曇り空になり、寒くなった境内でみんなは元気に

走り回って遊んでいる。

 

ついていく根性が無くて、夕べお腹をこわしてダルしなあと思いつつ、

文庫のストーブのそばでこの雪の結晶の絵本を読んで過ごしてしまった。

 

そう言えば今日の天気予報は、晴れのち曇り。 雪じゃなかった。

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写真は珍しく文庫で宿題をしているるなちゃん。

なかなかスラスラと問題を解いていたけれど、そのプリントって

タイムを計るやつじゃなかったっけ。

 

さて曇ってきたので密かに心配していたら、藤浪さんが帰って来て、

無事に切干大根を取り入れた。安心。

次の文庫の日は、2月21日です。

(芝 直子)

「扉のむこうの物語」 2015年1月31日 

今日のまゆーら 2015/02/04

 

 

雪・雪・雪!!

朝から寒いと思ったら、時々ボタン雪が舞う一日。

久しぶりに来たゆきや君は境内に出て口をあけ、雪を食べようとがんばっている。

風がすごいから口でキャッチするのは難しかろう…と、

暖かい文庫で見ている私とママのみぃちゃん。

 

そう言えば久しぶりに見たゆきや君の背が高くなっていて、びっくりした。

どんどん大きくなるなあ。私は縮んでいくのに!

水泳も習い始めたそうで、ひときわ逞しくなっているわ。

 

今日持っていったのは、ご存知妖怪ウォッチの塗り絵だ。

学童保育の時間つぶし用に作ったプリントだが、ゆきや君もさっそく塗っている。

 

ちょっと聞いたら、私の知らない妖怪の名前をすらすら教えてくれて、

ママが「他に覚えること、あるやろうに」と言う。

 

そう言うみぃちゃんも、だいちゃんが持ってきたポケモンの名前を当てて、

妖怪ウォッチに詳しくなってしまった私と二人して、

「自分たちも他に覚えること、あるのになあ」と言う結論に達した。

 

ぎゅうぎゅうづめになった文庫で、この前の続きでマフラーを編んだり、

塗り絵をしたり、本を読んだりする子どもたち。

 

夢中で本を読んでいたのはみうちゃん。(あれ? みゆちゃん、だったっけ。

どっちかわかんなくなっちゃったぞ。なんて失礼な。ごめんなさい!)

ちゃんと見なかったけれど、多分あんびるやすこさんのシリーズだった。

女の子に大人気の本だったと思う。

 

そこでおススメ。

岡田淳の『扉のむこうの物語』はいかが?

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小学校6年生の男の子が主人公のファンタジーの名作で、

そのうちみきちゃんにも薦めたいと思っていた本。

ただし字はとても細かいです。

 

小学校の物置みたいな部屋にうっかり閉じ込められてしまった少年と女の人が、

そこにあった何かの小道具らしい扉だけの扉を開けて…

 

時間も空間も超えていろんな経験をして、不思議な結末を迎えるお話。

ずっと前からある本だけれど、最近読みなおして感激した本です。

そのうちに誰かが読んでくれないかなあ、と思っている本の一つ。

 

文庫の棚の上の方にたくさんある本は、久しく誰も手に取らないけれど、

あの辺をそろそろ読んでもらえる時期が来てたらうれしいんだけどな。

読み応えのある本がいっぱいあるよ。

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写真は、雪の境内を走り回る子どもたち。

惜しいことに、写真に雪が写らなかった。

 

ゆきや君の真似をして口をあけてる所を撮ろうとしたら、

やっぱり女の子。

撮らせてくれませんでした。 ははは・・・

 

次の文庫の日は、2月14日です。おっと、バレンタインじゃないか。
Web管理者註 次回は2 月14日ではなく、21日です!
芝さんから間違えた!! とご連絡頂きました。
勿論、本の貸し出しはできますよ。

(芝 直子)

「のはらひめ ~おひめさま城のひみつ~」 2015年1月17日 

今日のまゆーら 2015/01/20

 

 

今日は文庫に新しい絵本を2冊持って行った。

一つは前回取り上げた『ネコリンピック』。

もう1冊はなかがわちひろ作の 『のはらひめ~おひめさま城のひみつ~』

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お話に出てくるお姫様たち。

シンデレラ、白雪姫、人魚姫、眠り姫、かぐや姫、ラプンツェル、親指姫…

あなたはどのお姫様が好き?

どのお姫様になってみたい?

 

お姫様になりたい女の子・まりは、ある日、恭しく迎えに来た馬車に乗って

お姫様を育てるおひめさま城に行き、立派なお姫様になる修行をする。

でもお話の中のお姫様たちは、みんなそれぞれ大変な経験をしていそうな…

 

世界中の言葉、色々な食事のマナー、優雅な仕草などだけではない。

ガラスの靴を履いて階段を駆け降りるおけいこや、

愛する王子様を守って竜と戦うおけいこまであるのだ。

 

そして無事に卒業したまりが選んだ、なりたいお姫様とは!!

あ、昔話の絵本ではありません。

お姫様に憧れる、今の時代の女の子のお話だというところがスゴイ本。

 

ところで今日の文庫はマフラーの日。

ずっと前にゆきや君に教えてもらった指編みを、前回もう一度

今度はみきちゃんにきちんと教えてもらい、

その応用で子どもでも簡単に作れるマフラー製作器を作ってみたのだ。

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材料はチップスターの空き容器や、おつまみの入っていた空き缶。

それに割り箸をくっつけてテープで巻いただけのもの。

 

昔のリリアンみたいなものだが、毛糸を割り箸に掛けていくだけで

スイスイとマフラーが編めて行く。

 

細かい作業が苦にならない子なら、2時間もあれば

百均の毛糸1束で小さいマフラーになる。

 

でも、みきちゃんはなんと1時間半で編みあげて、新記録を樹立した。

はじっこに違う毛糸でボンボンをつけて完成!

 

自分で作ったのを首に巻いて、さあ記念撮影といきたいのに、

シャイなみきちゃんは写真を撮らせてくれない。

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それで妹のりこちゃんが代わりにモデルになってくれた次第。

ありがとうね。

網目の揃った、とても綺麗なマフラーで、さすがはみきちゃん。

 

ところではじっこの止め方と、ボンボンの付け方は私の自己流。

前に止め方をゆきや君に聞いたら、

「そんなん、テキトーに止めたらええんや」と言われたので、

ほどけなければいいや、とエイヤッと止めているのだ。

 

その手元を見ていたみきちゃんには、

「…適当にやってるやろ。」と見透かされている!

すんません。

 

今日も途中で雷が鳴っていきなりの豪雨になり、

文庫の中に靴の花が咲きました。

次の文庫の日は、1月31日です。

(芝 直子)

「ネコリンピック」 2014年12月20日 

今日のまゆーら 2014/12/23

すわ台風か、と思うほどの大雨。
駐車場から文庫までの間にずぶ濡れになったけれど、
幸い気温は高くて、絞れば水が垂れそうなズボンでも全然寒くはない。

でもまあ座れないのも困るので、藤浪さんがつけてくださった
ストーブの前に立ってズボンを乾かしながら、さやちゃんとおしゃべり。

ほぼ乾いた頃に、みきちゃん姉妹やみうちゃん姉弟が来てくれた。
こんな大雨に!
みきちゃんママのちよちゃんの車で来てくれたそうだ。

いっぺんにぎゅうぎゅうになった文庫で、てんでにお気に入りの本を読んだり、
次々本を引っ張り出したり、実に文庫らしい時間が過ぎる。

目玉は棚から誰かが見つけた犬棒カルタ。
これぞ冬の文庫にふさわしい…かどうかは知らないけれど、
とりあえずかるたで遊ぶことにした。

古い字体のゐやゑがあったり、旧仮名遣いになっていたりで
耳で聞く言葉と取り札の字が違ったりして難しいけれど、
瀬川康男さんの独特の絵で味わいがある。
さやちゃんがたくさん取っていて、びっくりした。

一枚一枚のかるたの意味は、解説書が付いている。
ただ、ちょっと現代では口にしたらマズイのではないの?という言葉も出てくるが。

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ところで今日の本『ネコリンピック』は、ちよちゃんが持って来てくれた本。
ますだみり作、ひらさわいっぺい絵の、12月10日に出版されたばかりの絵本で、
私に見せようとわざわざ大雨の中を持って来てくださったそうだ。

ネコたちが陸上競技に興じるのだが、よーいどんで走らなくてもいいし、
途中から走ってもいいし、どこを走ってもいいし…
○○してもいいんだにゃあ、○○しなくてもいいんだにゃあ、というわけ。

うんうん、ネコならそうだろう。
ルールを守って一生懸命競技するネコがいたらお目にかかりたい…と
飼いネコ10匹に振り回されているリアルネコ飼いとしては、いたく同意。

ゆるーく、気ままに、ルール無用で楽しむネコたち。
ただし「引っかくのはダメにゃのだ」そうだ。

そう言えばおとというちのバカネコの一匹が、
ベランダから下のブドウ棚に落ちて鳴き喚き、
救出するのに悪戦苦闘した愚痴を、ちよちゃんに聞いてもらう。

あいつは前にもベランダから庭の池に落ちて、
ずぶ濡れで家じゅう駆け回ったし。グチグチグチ…。

とにかく見せてもらったこの本が大いに気に入って(同感して)、
文庫でも買おうと思った次第。

まゆーら文庫の蔵書はネコ度が高い、とはゆきや君ママの言だが、
ええい、ついでにもう一冊増やしてしまおう。

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写真は文庫の中にできた靴の山。
外に脱いでおくと濡れるので、藤浪さんがセッティングしてくれました。

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もう一枚は、久しぶりにきてくれただいちゃん。
アンパンマンの絵本を自分で探して、借りてくれたよ!

今日は、皆様からお心尽しのお菓子を頂きました。
私は勝手に文庫で子どもたちに遊んでもらっているだけなのに、
本当に申し訳なくて恐縮しています。
ありがとうございました。

次回はお正月になるので1回お休みします。
皆様良いお年をお迎えください。
来年も楽しい本にたくさん出会えますように!

次の文庫の日は、1月17日です。
(芝 直子)

「もったいないばあさん」 2014年12月6日 

今日のまゆーら 2014/12/08

 

 

成道会です!

ブルネイからはるばるおいでになったお客様を迎えて、

冬野の田舎とは思えない、なかなか国際色豊かなイベント。

 

お客様はブルネイの高校生の皆さんと、引率の先生方。

それに県からいらっしゃった通訳の方などで

去年も来られた先生からのアンコールだったそうだ。

 

惜しむらくはこちらの学校行事やクリスマス会などと重なって、

いつもの子どもの数が少なかったこと。

 

それで恒例の読み聞かせは、数人の子どもたちの前で、

膝をくっつけて聞いて(見て)もらうことにした。

 

読んだのは『みみかきめいじん』と『ぼくはモンスターのとこやさん』。

英語なんて全くできない私としては、いつもどおりに子どもたちがお客さん。

 

他国からのお客様には申し訳なかったけれど、

まあこれがいつもの成道会ということで

細かいところまで見てほしい本だったので、くっついてて良かった。

 

でも良かったのは、そのあとでみきちゃんとりこちゃんのママが

ブルネイの方にもぜひ聞いてほしいと、

真珠まりこの『もったいないばあさん』を読み聞かせしてくれたこと。

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ママは本職の英語の先生なので、ちゃんと対訳版の絵本を準備して、

英語と日本語両方を読んでくれた。

 

なんでもブルネイと言うお国柄は、とても物を大切に使われる国だそうで、

去年来られた時には日本で水道が出しっぱなしになっている事などに

たいそう驚かれたとのことだ。

 

読み聞かせの後で感想を聞くのは邪道だと思うけれど、

きっと共感されたのではないかと思いながら聞かせてもらった。

 

私自身の感想としては、もったいないばあさんがなぜ「ばあさん」なのかが、

最初にこの絵本を見た時から引っ掛かっている。

もっと若い人が主人公ではいけないのか、と。

もったいながるのが、時代遅れと見られている…との先入観が気になるのだ。

 

途中でばあさんがおばけめいたおどかし方をするし、

そんなら「もったいないおばけが来るよ」でもいいだろうに、と

本筋ではないところをグダグタ思ってしまう。

きっと自分がばあさんに近づいているからのひがみに違いない。

 

もちろん紙や鉛筆も大事にしてほしいし、水道の蛇口はまめに閉めよう。

みかんの皮も、この季節の冬野なら、有効に活用できる。

 

そう言えば今日のイベントの後、お寺に宿泊される先生方のために、

藤浪さんが台所の大鍋で柚子を入れたお湯を沸かしていた。

あれをお風呂に入れたら、普通に柚子湯にするよりすごいだろう!!

 

脱線した。

成道会の恒例のおしるこ(ぜんざい?)が、ブルネイの高校生に大人気で、

白玉入りのそれをお代わりする行列ができていたし、

そのあとはみきちゃんママが用意してくれたあやとりで、

はしごの作り方などを教えて大盛り上がりになっていた事も書いておかねば。

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写真はお汁粉を食べるお客さんがたと、

あやとりであいか姉ちゃんやみきちゃんが模範を見せてくれているのに負けじと

自分たちで教えあいをしているゆきや君とりこちゃん。

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この後も折り紙などで日本の子どもの遊びを紹介して、

本堂はにぎやかに国際交流の場になっていたようだ。

 

みなさん、お疲れ様でした。

次の文庫の日は、12月20日です。

(芝 直子)

「そんなことって、ある?」 2014年11月29日

今日のまゆーら 2014/11/30

 

 

「そんなことって、ある?」と言いたくなる事、ないですか?

仕事のことやら、対人関係などで、そうぼやきたくなること。

シンコクな話でなくても、私もしょっちゅうあるんだけれど。

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奥村継夫作・西村繁男絵のこの本も、最後に主人公の僕がそうぼやく。

だって、家族でかけっこをして、途中でリタイアしたはずの妹やお父さん、

イヌのタロウ、お母さん、近所で立ち話をして走らなかったおじいさんまでが、

ゴールした時は僕の前だなんて。

ちゃんと神社で折り返してきた僕がビリなんて!

 

走っている近所の通りの様子や家並みも細かく描かれていて、

マラソンにしてはゆるーい感じが面白い。

私のお勧めの本だ。

 

今日文庫に来てくれたはるかちゃんが本棚から引っ張り出したので、

「面白いで、読んであげよか」と言ってみたら、

「学校で読んでもらったからいい」との事だった。

 

担任の先生が、色んな本を読み聞かせで読んでくれたそうだ。

「いい先生やねえ」と言ったら、最近は読んでくれなくなったらしい。

 

先生も忙しいんや。

それとも読み聞かせが先生のマイブームだったのかも、と

りこちゃんママ。

それはぜひとも続けていただきたかったね。

 

さて何か工作したいと言うはるかちゃんのリクエストで、紙飛行機。

実はこの間、NHKの『ためしてがってん』でやっていた、

自称世界一よく飛ぶ紙飛行機だ。

 

世界一かどうかはともかく、よく飛ぶのは確か。

文庫にあった固い紙で作ったら、まっすぐによく飛ぶ。

 

境内を見下ろす石段の上まで登り、はるかちゃんと飛ばしっこをした。

おりから結構な風も吹く。そう言えば今日、田辺では竜巻があったらしいぞ。

 

その風に乗って、飛行機は境内を飛び越えて、本堂の大屋根の上に…。

続いてはるかちゃんのも、別の屋根に飛んで行ってしまった。

 

「失敗失敗」「そんな時は、すかさずヤーネって言うんや」と、

アホな事を言っても後の祭りで、またいつか風で落っこちてくるのを

祈るしかない。ごめんなさい。

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写真はそのあともまだしつこく飛ばし続けて、

またまた屋根に乗っちまった3号機です。とほほ。

 

もう一枚の写真は、境内であやとりをする少女二人。

どこかの日本庭園みたいだわ。

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さあ、来週はいよいよ成道会です。お楽しみに。

 

次の文庫の日は、12月6日です。

(芝 直子)

「妖怪の森 絵巻絵本」 2014年11月15日 

今日のまゆーら 2014/11/16

 

 

さて今日は七五三。

文庫の常連さんには該当者はいないらしく、

参拝後に晴れ姿で来た人はいなかった。

 

去年のりこちゃんや、もっと前のけんたろう君など、

幸せのおすそ分けをいただいたのだけれど。

そう言や、来年はうちの孫かも…。

 

文庫では早々とクリスマスツリーを作ってみた。

今年のは折り紙1枚でできる、リーズナブルなもの。

折り方はいたって簡単だが、めんどくさいのが難点かもしれない。

根気が勝負!

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写真はゆきや君のと、るなちゃんの。それと私が作った見本。

写真撮影時には間に合わなかったが、みきちゃんもせっせと折っていて、

この後、文庫の終了ギリギリに完成した。

 

ツリーのてっぺんに、ふわふわの色玉が三つも乗った意欲作で、

三色団子か、五重の塔の五輪か、と茶々をいれたら、

「クリスマスと花見団子の兼用」という答えが返ってきた。

写真がないのが残念ですぅ。

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さてもう一枚は、絵巻絵本を拡げるりこちゃん。

水木しげる作の『妖怪の森』だ。

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ホントは部屋中に拡げて端から端までたどって楽しむ本。

次々にいろんな妖怪が出てくるし、あちこちに隠れている鬼太郎を

探すのも楽しい。

ゲゲゲの鬼太郎って、昨今の妖怪ブームのはしりに違いない。

 

文庫には他にもたくさん絵巻絵本がある。

『11びきのねこマラソン大会』や、『動物園』、『川』など、

どれも拡げると3メートル近くになって、見ごたえ十分だ。

 

借りて帰るにはカサ高いかもしれないけれど、

ぜひおうちでも、家族で楽しんでほしいと思う本だ。

 

ところで前にお知らせした12月6日の成道会の時には、

去年と同じく、ブルネイからのお客様がいらっしゃるそうだ。

 

去年いらっしゃった方は、イスラム教の方とキリスト教の方。

お二人とも、お釈迦さまが悟りを開かれたお祝いの成道絵に参加されたし、

文庫にはクリスマスツリーの工作が…。

 

正教寺ってスゴイお寺かも。

 

次の文庫の日は、11月29日です。

(芝 直子)

「おしゃべりなたまごやき」 2014年11月1日 

今日のまゆーら 2014/11/08

 

 

今日の写真は、妖怪ウォッチのジバニャン…ではなくて

かわいいるなちゃん。

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厚紙で作ったジバニャン風お面をかぶって、ポーズ。

ついでに踊ってくれるかと思ったけれど、それはあっさり断られた。

お面は弟・たいち君へのお土産だそうだ。

 

今日の工作のお面は、仕事先の学童保育で、ハロウィン用に

子どもたちが黒猫の仮面を作っていたのが進化したもの。

 

一人の男の子が、黒猫ではなくジバニャンの赤い模様に塗り始め、

みんなが、そっちの方がいいと、どんどん目を丸くしたり

顔を大きくしたりしているうちに、この型紙に進化したのだ。

 

ただし耳の切れ込みは、フユニャンにする時は入れてはいけないらしい。

何だか難しいぞ。

 

さて、今日のトピックスはもうひとつあって、それは安原小学校の給食だより。

面白いよ、と、わざわざみきちゃんのママが下さった。

 

なんと、安原小学校では11月に読書週間用の特別メニューがあって、

例えば6日は『100万回生きたねこ』に因んで、ツナの乗った丼で、

その名もなぜか「どらねこどん」と書いてある。

どんなお味かすごく気になるので、ぜひ食べたら感想を教えてほしい!

 

他にも『おおきなかぶ』に因んだ、かぶのクリーム煮とか、

民話『竹取物語』に因んだ、竹輪の磯辺揚げ…ちょっと苦しいぞ。

 

『おしゃべりなたまごやき』に因んで、スクランブルエッグという日もある。

この本、卵は絶対目玉焼きのはずだけどなあ。給食では無理か。

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出版以来40年ほどになる絵本だけれど、いつ見ても大胆な絵と

楽しいお話で、私の大好きな本の一つだ。

 

同じ寺村輝夫さんの本で、『ぞうのたまごのたまごやき』も面白い。

どうしてもこの王様、目玉焼きが食べたいのよね。

 

でも学校もそこまでするなら、絶対に給食の時間にこれらの絵本を

朗読してくれるのだろうなあ。だったらいいな。

 

もう一枚の写真は、何やら頭を寄せ合ってヒミツの寄せ書き(?)を

書いているりこちやんたち。

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見ないで! と怒られるけれど、大丈夫、老眼では見えません。

でも楽しそうね。

 

大事なお知らせ!!

成道会は12月6日の土曜日になりました。

 

いわゆるお汁粉パーティーというヤツです。

もとい、お釈迦さまが悟りを開かれた日のお祝いです。

みんなで来てください。

次の文庫の日は、11月15日です。

(芝 直子)

「ピーター・ラビットのおはなし」 2014年10月18日 

今日のまゆーら 2014/10/21

 

 

「ウサギにヒゲある?」と聞いたのはさやちゃん。

「え? 芝さん、ウサギってヒゲある? ネコならあるけど」とママの妙ちゃん。

「えー…、無いような気がする」と私。

 

折り紙で作ったうさぎに、鉛筆で顔を書こうとしているさやちゃんに

いきなり聞かれて、返事に窮してしまったのだ。

 

文庫を見まわしても、ブルーナのうさこちゃんにはヒゲが無い!

そしたら妙ちゃんが取りだしたのは、回転する本棚に並んだ

ビアトリクス・ポターの『ピーター・ラビット』のシリーズ。

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惜しい、最初に手に取ったのは 「…この本、ネズミばっかり!」

多分『2ひきのわるいねずみのおはなし』か、『まちねずみジョニーのおはなし』。

私はドールハウスが出てくる『2ひきのわるいねずみのおはなし』が好き!

という脱線は置いといて、

 

妙ちゃんはちゃんと『ピーター・ラビットのおはなし』でウサギの絵を見つけた。

みんなにヒゲがありました! すごい、そうだったのか。

 

そしたら、たまたま20年ぶりに文庫に遊びに来てくれていた

かつての文庫の常連さん・みきちゃんが、「この本、なつかしい!」と感激してくれた。

このシリーズに、もう一回り小さいサイズがあったのも、覚えていてくれた。

 

壁に貼った「200冊になったおともだち」の黄ばんだ表には、

4年生としてみきちゃんの名前がある。

うーん、20年前か!! あの頃はホントに大勢の常連さんが文庫に来ていたね。

久しぶりに来てくださると、すっかり大人になって見違えてしまう。

「芝さんは、変わってないですね」

うん、おばさんは20年たってもおばさんなのよ。

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写真は、なぜだか私のパーカーのフードにくっついていた巨大カマキリ。

さやちゃんと山の上に登った時についてきたらしい。

20年ぶりのみきちゃんに次いで、今日の文庫の珍客の2番手だ。

 

もう一枚は、急に気温が下がった夕方になって、境内で色水ごっこをする面々。

一面に境内を彩るコスモスをちぎって、水に浸けているけれど…。

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さやちゃんも、りこちゃんも、はだしで冷たい石畳を走り回っている。

見ている私の方が、ゾクゾクするからやめてほしい。

 

ところで、現在の文庫の常連さん ・ 5年生のみきちゃんは、

今日、和歌山市の陸上競技大会に出場して、見事1000メートルを走ったそうだ。

そして去年の県大会の順位を大幅に更新した。 やったね。

次の文庫の日は、11月1日です。

(芝 直子)