「にゃんきっちゃん」2012年12月15日

今日のまゆーら 2012/12/15

『にゃんきっちゃん』は
写真家の岩合光昭さん夫婦共作の写真絵本。

岩合家の飼い猫であるにゃんきっちゃんの写真に、
日出子夫人が文章を書いている。

風格さえ漂う、ちょっとゲンキな面構えの
にゃんきっちゃんの写真を初めて見た時、
思わず「雪や!」と叫んだものだ。

うちの真っ白の飼い猫そっくりだったのだ。
息子に至っては、
「雪のくせにメジャーデビューしやがって!」

何たる言い草だ。
ケンカタレで他の猫をいじめるやつだけど、
うちの大事な家族には違いない。

この本も、にゃんきっちゃんを大事な家族だと思っている
岩合さんらの気持ちが伝わってくる素敵な絵本だ。

いいなあと、しみじみ見とれていたら、
みきちゃんとりこちゃんが来てくれた。

「クリスマスツリー作りたい!」

おっと。

そう言われれば、年内最後の文庫の日で
クリスマスツリーのラストチャンスではないか。

あわてて材料を取りに戻り、
お箸の端材のクリスマスツリーを作る。
もともとこの端材はみきちゃんちで頂いたもの。

瞬間に接着しないといけないので、
ホットボンドを使ってどんどん組み立てていく。

他にお客が無かったので、
二人で2個ずつ作りました。

写真のビンは、ホットボンドで模様とスパンコールを
くっつけてみたオマケ。

うん、かわいいのが出来ました。

もう1枚の写真は、手についたボンドを
無心にはがしているりこちゃん。

気になるらしい…。

さて、年末年始になりますので、文庫もお休み。
次の文庫の日は、1月19日になります。

皆様良いお年を。
(芝 直子)

「やまんばのにしき」 2012年12月1日

今日のまゆーら 2012/12/01

今日は成道会。
お釈迦さまが悟りを開かれたお祝いの日。

まゆーら文庫にとっては大事なイベントの日で、
お勤めの後、200冊になった人の表彰とお汁粉を頂く。

写真はお勤めの後で歌う恩徳讃の
ギター伴奏をするご住職だ。

なかなか! ギターに乗って歌う恩徳讃もイイ。
文庫の長い歴史の中でも、初めてだ。

200冊の表彰は、りこちゃんとゆきや君。
尚、今回から賞状の文面を改めました。

以前の印刷した賞状が無くなったこともあり、
ちょっと違和感のあった文章を直してみたものの…

よく考えたらりこちゃんのお姉ちゃん・みきちゃんには
前の文面の賞状が渡ってるんだわ。

一緒の方が良かったら、
どちらかを書き替えますのでご連絡を!

さてお汁粉を食べた子どもたちは、
頂いたお菓子を食べたり、境内で遊んだり。

ものすごく寒い風の中で、
頭から湯気を出しそうな勢いで走り回っていた。
後で汗が冷えてこないか心配だ。

ところで、今日は来られなかったきょうた君のために、
ママのみぃちゃんが和歌山の民話を探していた。

うーん、私が知ってるのは、
子どもの頃父親がよく話してくれた『扇の芝のタヌキ』。

扇の芝(今の県庁前あたり)の屋台のうどん屋に、
夜な夜な「うどん、ぬるうしてや」と言う客が来て、
朝になってみると銭箱には葉っぱが一枚混ざっている。

タヌキの仕業だと考えたうどん屋は、
ある夜、ぬるいうどんの代わりに熱々のうどんを出す。
そしたらその客は一口食べて、ギャッと言って
タヌキになって逃げて行った…と言うお話。

みぃちゃんは文庫にあった『やまんばのにしき』も
大好きな本だと言って、借りて行ってくれた。

私も大好き。
松谷みよ子作・瀬川康男絵のロングセラーで、
この絵本のやまんばはちっとも怖くない。

山姥が子どもを産んで、
ふもとの村に祝いの餅を要求して、
おっかなびっくりとどけに行ったあかざばんばが
産養いの間の手伝いをすると…

ばんばは食べられたに違いないと思っていた村人たちの
びっくりする所がおかしいし、何より絵の温かさが好き。
表紙を見ただけで楽しくなってくる。

『やまんばのにしき』は秋田県の民話だけど、
和歌山にも楽しい民話がたくさんあるよ、きょうた君。
本を渡してあげられなくてごめんね。

次の文庫の日は、12月15日です。年内最終日だ!
(芝 直子)

「しっぽしっぽ しっぽっぽ」 2012年11月17日 

今日のまゆーら 2012/11/17

今日の文庫は、大失敗の巻

すごい嵐の中を文庫に行ったものの、
開店休業で藤浪さんとおしゃべり。

この分ではお客も無いわ、と
そそくさと引き揚げた後にみきちゃんらが
来てくれたらしい。

あまりの嵐で、みきちゃんらを車に残して
お母さんだけが文庫をのぞいてくれたとか。

電気も消えてたので休みと思われたのだろう。
ヤバ…! ホントに申し訳ないことをした。

嵐だろうと何だろうと、文庫に座ってることが楽しみで
いつもなら一人で文庫に居続けるのに!

嵐のせいで魔が差した、と深く反省。
皆さんごめんなさい。

帰る前、誰も来ない文庫で、
藤浪さん相手に読み聞かせをした。

木暮秀夫作の『しっぽしっぽ しっぽっぽ』
開くと長ーいひもが出てくる絵本。

ひもはネズミのしっぽになっていて、
もしもぼくのしっぽが長かったら、
あんなこともこんなこともできるのになあ…

だけど!!
しっぽが長かったら、
こんなヤバい事があるかもしれない。

というのが、藤浪さんがひろげているページです。
びよーんと伸びてくるひもが面白くて、
新しく買った仕掛け絵本。

きっとさやちゃんがよろこんでくれるわ。
それともひもをつかんで引っ張るか?

誰かが引っ張って千切れる前に読んでみて。
『こ』の所にあります。

さて次回の文庫は成道会。
お汁粉パーティーです。
時間は2時から。
ぜひおいで下さい。

成道会にお客が無いと、鍋一杯のお汁粉を
藤浪さんと二人で食べなくてはならないぞ。
それは大変。

次の文庫の日は、12月1日です。
(芝 直子)

絆 トルコと日本の120年

今日のまゆーら 2012/10/20

さてさて、今日の本は、日本トルコ文化協会編の
『絆 トルコと日本の120年』というマンガ。

何でもお寺のお兄ちゃんが文庫に下さったという
トルコ関係の数冊の内の一冊だ。
(WEB担当者註:NPOエルトゥールルが世界を救う 
 事務局 冨田博文様より頂きました。)

後の本は、正直言ってイマイチ読みにくかったけれど、
これは子どもたちにもわかりやすいコミック仕立て。

明治時代に串本沖で遭難した
トルコの軍艦エルトゥールル号の話や、
イラン・イラク戦争時のトルコ航空による邦人救出劇を、
男の子がたどっていくストーリー。

読みやすくて内容も面白かったので、
文庫でぜひ読んでください。

今日はみなさん文庫をお休みの日で、お客はなく、
私はのんびりお兄ちゃんの本を見せてもらった。

全部の本に目を通して新発見。
エルトゥールル号って、トルコを出た時から
老朽船?!だったのか。

和歌山の人間なので、エルトゥールル号のことは
知っているつもりだったけれど、ちょっとびっくり…。

ところで、そろそろ成道会ことお汁粉パーティーの季節。
藤浪さんと相談して、12月1日に開くことになりました。

今や30歳のオッサンになった息子が、
「あのお汁粉の団子はおいしかったなあ」と
しみじみ言う、あのお汁粉パーティーです。

あ、いや、お釈迦さまが悟りを開かれた日を
お祝いする会です、はい。

100冊になった人、200冊になった人の
お祝いもあります。

みきちゃんとりこちゃんは、今日は和歌山城でお茶会。
帰りに寄った動物園で、オウムが『おはよー』と
しゃべったという情報が入りました!!

聞きたかったなあ。
きっと他にも何かしゃべるよ。

さて、次回は文化の日に重なるので、
文庫は1回お休み。

だから次の文庫の日は、11月17日です。
  (芝 直子)

「ねずみくん おおきくなったらなにになる?」その2 

今日のまゆーら 2012/09/15

今日の文庫は晴れのち雨。
自転車で来たみきちゃんが、帰れずに雨宿りだ。

まゆーら文庫

 

 

 

 

工作は季節にちなんでお月見セット。
牛乳パックの中に、ススキとお団子、お月さまにうさぎ…

久しぶりのふうちゃんが、きれいにお団子を丸めて、
ゆきや君のもなかなか風流だ。

ゆきや君はうさぎじゃなくてリスにしようかと
迷っていたけれど、やっぱりうさぎに落ち着いたらしい。

外国では月にいるのはカニだったり、女の人だったり
エビだったり、色々あるらしいけれど、
やっぱり日本ではうさぎかなあ。

別にリスでもたぬきでも構わないんだけれど。

まゆーら文庫

 

 

 

 

夜空の星は金ラメのマニキュア。
ついでにお約束通り、さやちゃんの爪にも
みきちゃんが塗ってくれた。
ラメのはなかなか取れないぞ。ヒヒヒ…

写真は出来上がった作品と、
本棚の向こうからのぞくさやちゃん。

出来上がった後、ふうちゃんがリクエストにこたえて
さやちゃんに次々本を読んでくれた。

『いいからいいから』、
『ねずみくん、おおきくなったらなにになる?』

聞きながら、ゆきや君ママのみぃちゃんが
みんなに「大きくなったらなにになる?」と質問。

さやちゃんは絵を描く人。
ゆきや君はサッカー選手。
ふうちゃんは小児科のお医者さん。
みきちゃんは「まだ決めてない」。

いいなあ、みんな何にでもなれるよ。

みんなの輝かしい無限の未来がまぶしい!
芝さんのおばちゃんはもう何にでも…なれんわ。

せめてワタシは「宝塚大好きなかわいいおばあちゃん」を目指すわ。
って、かわいいを別にすれば、まんま今の私じゃないか。

強い雨の中を帰りかけたら、急に青空が見えてきた。
みきちゃんもきっと無事に濡れずに帰れただろう。
良かった。

さて9月29日は安原小学校の運動会の為
文庫はお休み。

その次の10月6日は私の和佐小学校の運動会。
文庫はあると思いますが、私は行けません。
(雨になったら行きます)

そんなわけで、次の文庫の日は、一応10月6日です。
(芝 直子)

これはのみのぴこ

今日のまゆーら 2012/09/01

夏休みもやっと終わり。
心の中でバンザイ三唱…。

学校の始業式は9月3日だ。
さしずめ今日と明日は夏休みのオマケ時間か
ロスタイム。

夏休みでも2学期でもない微妙な日で、
今日は粘土で好きな物を作って遊ぶことにした。

ケーキのカード立てを作ったゆきや君の他、
ママは冷蔵庫のマグネットに貼るために
クッキーの製作に励んでいる。

ちなみにゆきや君の幼稚園は今日が始業式。
ママが学校と同じ3日かと思いこんでいて、
危うく登園し損ねるところだったとか。

危な…。
危ないで思い出した。

文庫に来てみたら、いつも文庫の看板をぶら下げる、
坂に面した鉄の手すりが傾いている。

どう見ても車がぶつかった様子だが、
さぞかし車も傷ついた事だろう。

お寺の方も知らないうちの出来事だったとか。
あんな狭い坂でスピードを出してたのか?

文庫の時に境内で遊ぶ子たちに
「門から出たらだめよ」と叫んでいるが、
ホントに危ないこともあるんだ!

夕方の看板の片付けに行ってくれた りこちゃんが、
付いてこようとするさやちゃんに
「門から出たらあかん」と言って一人で行ってくれた。

りこちゃんもすごいお姉さんになってきた!
ちょっと前まで、今のさやちゃんみたいだったけどなぁ。
失礼。

写真は真剣に小さいビーズにボンドを付けている
みきちゃん。

おいしそうで、やたらキラキラのケーキは、
さやちゃんと、ママの妙ちゃんの作品だ。

センス良くオトナかわいくしたい妙ちゃんのケーキに、
さやちゃんがドーンとピンクの固まりを乗っけた物。

おまんじゅう、とのことだが、梅干しチック。
あまりにインパクトの強い梅干しに負けじと
キラキラビーズを一杯貼って仕上がりました。

今日のタイトル『これはのみのぴこ』は
ご存知谷川俊太郎作の絵本。

ケーキに奮闘しているみんなの後ろで、
ゆきや君に、みぃちゃんが一生懸命読んでいた。

ついついつられて口に出そうになるのを我慢…。

ちなみに9月29日は安原小学校の運動会のため、
文庫はお休みにします。

次の文庫の日は、9月15日です。
お月見セットを作ろう。
(芝 直子)

おばけのおつかい

今日のまゆーら 2012/08/18

お盆も過ぎて、いよいよ夏休みもラストスパート。
時々雷まじりの雨が降る中、今日はにぎやか。

珍しく野球がお休みになったきょうた君や、
いとこのなおき君、里帰り中のはるちゃんなどで、
文庫は一杯だ。

前々回にお休みだった女の子たちが
レースのモビールを作ったほか、
きょうた君は牛乳パックの絵変わりキューブに挑戦。

牛乳パック8個で作る本格バージョンだ。
エンドレスに開き続ける優れもので、
さて何の絵になるのかな。

写真は一生懸命レースのモビールに飾りを貼っている
みきちゃんとはるちゃん。

みきちゃんのはお姉さんらしくデザインを考えた
凝り凝りの作品で、
はるちゃんの方は隙間なくびっしりフェルトや
スパンコールを満して、持ち上げるとずっしり重い!!

回るのかなぁ。

さてさて、今日ご機嫌斜めだったさやちゃんは、
最後にママに本を読んでもらっていた。

西平あかね作の『おばけのおつかい』だった。

おばけの子ども、さくぴーとたろぼうが
大好物のクモの巣をたくさん採って、
おばあさんとこへ届けに行く話だったと思う。

おばけの大好物がクモの巣だったなんて
知らんかったわ。

楽しいおばけの話です。

みんなは工作に飽きると、境内で走り回り、
おやつにチューペットを頂いた。

こぼすといけないから外で食べてね、と
みんなは言われてたのに、
一人、文庫で食べちゃったのは私です!

次の文庫の日は、9月1日です。
(芝 直子)

ロッタちゃんのひっこし

今日のまゆーら 2012/08/04

今日は夏休み工作教室第2弾、
スノードーム作りをした。

小さい空き瓶に液体の洗濯糊を三分の一ほど入れ、
水を同量注いだところでよく混ぜる。

ふたの内側には、消しゴムやフィギアの人形を貼る。
瓶にスパンコールやビーズ、ラメパウダー、シールなどを
投入して、お好みで入浴剤で着色。

最後に瓶一杯まで水を足して、
溢れるのを承知で、蛇口の下でおもむろに
人形付きのふたを閉めたら出来上がり。

水漏れ防止にビニールテープを巻いたら完ぺきだ。

私が見本に作っていたのは、
昔子どもがコーラのおまけにもらった
イチロー選手のフィギアを入れたもの。

腕を伸ばして立てたバットに、輪投げよろしく
星のおもちゃをひっかけることができる。

3個の星のうち、一つ入ったら、3打数1安打?

見ていたゆきや君ママのみぃちゃんが
「イチローでなくても出来る? 桧山でも?
イチローは足が長いからびんの中でも見えるけど
カケフやったらあかんね?」
知らんがな。

とにかく夏休みで帰省中のはるちゃんたちや、
みきちゃん、りこちゃんなど、みんなで作った。

写真は外の水道で製作中のところ。
科学実験みたいに、真剣に混ぜ合わせています!

おっ、青くなって、涼しげだ。
実は、お風呂に青い入浴剤を入れて浸かりながら、
スノードームを着色しようと思いついたのよね。

さて今回のおススメ本は、かのリンドグレーン作の
『ロッタちゃんのひっこし』

ママの言う事が気に入らなくて、
セーターをハサミで切り刻んで捨てたロッタちゃん。

見つからないように家出を敢行して、
お隣のおうちの納屋に引っ越してしまう。

私にとって、いつの間にか大人の顔になって
子どもたちに接している自分を、
ちょっとだけ反省したくなる本です。

大人が考える(いい子)像をぶち壊す本。
大人になってから『ながくつしたのピッピ』を
読み返した時と同じ感じかなぁ。

でも実際にピッピやロッタちゃんが
学童保育にやってきたら、大人の顔で怒ってしまうわ。
やっぱり駄目な私。

次の文庫の日は、8月18日です。
(芝 直子)

ヒックとドラゴン

今日のまゆーら 2012/07/21

さあ、いよいよ夏休み。
今日は夏休み恒例の工作教室第一弾。
レースのモビールを作った。

材料は百均のレース風テーブルセンターを切ったもの。
それにフェルトやスパンコールの飾りを貼るだけ。
どんな作品になるかは、飾り付け次第だ。


かわいいスパンコールを見るたびに
キャーキャー言って大騒ぎのふみちゃんは、
メルヘンチックなキラキラの女の子らしい作品。

ゆきや君は、断じて乙女チックになるものかと、
星やツバメ、ひつじ、牧草(人呼んでバラン)を貼って、
ママがしきりに「ワイルドだぜぇ」とおだてる(笑)。

さやちゃんは手当たり次第にリボンやうさぎなどの
フェルトをてんこ盛り。

楽しかったけれど、喜んでくれそうなみきちゃんたちが
お休みで、惜しいことをした。
またそのうち、やってみようね。

次回は工作教室第二弾。
スノードームを作ります。

クリスマスシーズンに、
雪みたいなラメの入った丸いガラス玉に
サンタやツリーが沈んでいる、あれです。

必要なのはしっかり閉まる小さいガラス瓶。

作り方はとても簡単なので、
瓶があればいくつでも作れる。
念のためガラス瓶も持ってきてくれるといいかもよ。

ところで、すっかり野球少年になって
文庫に来られないきょうた君のために、
「芝さん、読書感想文向きの本、無い?」とママ。

うん、クレッシュダ・コーウェルの『ヒックとドラゴン』。
そう言ったら、ママが文庫にあった5冊を借りてくれた。

でも待てよ、
私はきょうた君向きだと思って薦めたけれど、
読書感想文向きだったかどうかは…?

落ちこぼれのバイキングの少年が、
わがままで言う事を聞かないペットのちびドラゴンと、
大騒ぎしながらも振りかかる冒険に立ち向かうお話。

二、三年前にアニメ映画になった物の原作だ。
ご多分にもれず映画とはかなり違っているが、
私は絶対面白いと思うなぁ。

感想文なんて、読んで面白いと思った本じゃなくちゃ。
面白くなくても、もっともらしく書けるテクニックは
知ってるけれど、それもなあ。

感想文になるかどうかは別として、
続きまだ6巻から9巻までうちにあります。
まだ刊行中で、日本語訳では完結してないらしい。

面白かったらまた続きを読んでください。

次の文庫の日は、8月4日です。 
 (芝 直子)

たなばたものがたり

今日のまゆーら 2012/07/07

朝の大雨警報が解除になって、日が差してきた。
この分なら今夜は天の川が見えるかも。
織姫と牛飼いは一緒に過ごす事が出来るかしら。

と言うわけで今日持って行ったのは
舟崎克彦文・二俣英五郎絵の『たなばたものがたり』。


働き者の織姫と牛飼いが、一緒になったとたん
互いに夢中になって働くことを忘れ、
天帝の怒りに触れて引き離されるというお話。

他にも、七夕の絵本『たなばたむかし』では、
羽衣伝説にのっとったバージョンもある。

天女の羽衣を隠した男が天女との間に子をもうけるが、
天女は羽衣を見つけて天に帰ってしまう。

99足のわらじを編んで天に向かった男は…
やっぱり溢れた大河に引き離されることになる。

七夕の絵本を読んでいたら、妙ちゃんが
さやちゃんはひこぼし様と言わずにひこかび様と言う、
と秘密のネタを教えてくれた。

面白いから、読み聞かせは「ひこかび様」と
読んでみようかとしたが、この本では
「牛飼い」になっていて、彦星様という言葉が無かった。
残念。


でも『たなばたものがたり』は、
みきちゃんが借りて帰ってくれた。

ところで写真のすごくインパクトのある顔は、
絵本『でこちゃん』を顔にかざしたさやちゃん。

前髪を切りすぎて流行りの(前髪ぱっつん)になった
てこちゃんのおはなし。

この絵がさやちゃんそっくりで大受けし、
芝さんにも見せてやろうと、文庫に持ってきてくれたもの。

いやいや、さやちゃんの方がかわいいよ。

もう一枚は、河童になった三人。
なぜかみんなでキュウリの丸かじり中。
何もつけず、ヘタのついたままのをガリガリ…。

さやちゃんが大好物なので、みんなもお相伴したらしい。
でもみきちゃんとりこちゃんは、途中でギブアップ。

うーん、やっぱりマヨネーズかお味噌が欲しいね。

七夕らしく、星の切り絵を作っていたら、
久しぶりにやってきたいっと隊長が、すらすらと
伝説の超絶技でカニやトンボを切ってくれた。

声もハスキーになって、すっかりオニイサン。
また来てください。

次の文庫の日は、7月21日です。 
いよいよ夏休みだぁ。
  (芝 直子)