今日の文庫ははるちゃん一人。
二人でのんびり折り紙をしたり、前回頂いた工作用のハサミを点検したり。
ハサミは12本セットで、色んなギザギザ模様が切れるヤツ。
どんな模様になるのか、実際に切って試してみた。
結構繊細な模様ができるので、これを使ってどんな物が作れるか、
はるちゃんと考えたけれど、今のところ思い付かない。
可愛いカードかなあ。
それが済んで、はるちゃんが芸術的(?)な紙飛行機を作り始めたので、
私も負けじと、色違いの折り鶴を作ってみた。
一枚の折り紙で半分ずつ色違いになった鶴が3パターン完成。
はるちゃんの紙飛行機はよく飛ぶが、時々回転したり、切りもみ状態になったり。
「これに人が乗ってたら、何回も死んでるわ」と言うので、
二人で大笑いしてしまった。 それはアブナイ。
さて、はるちゃんが来るまでに、読んでいたのはこの本。
河童の絵で有名な清水崑さんの書いた児童書で、『ぼんやり山のぼんたろう』。
今の子どもたちは(かっぱ黄桜…)のお酒のCMなんて知らないか!
ぼんやり山で、おじいさんのぼんやり仙人と修行していたぼんたろうが、
修業の成果で見に付けた怪力と脚力で、それとは気付かぬうちに
追剥や人さらいをやっつけてしまうお話だ。
もちろん清水さんの絵もたっぷりで、絵本の要素もある。
なぜか甲羅に羽が生えた河童まで出てくる。
随分古い本で、その絵もカラーではないが、味のある楽しい本だ。
外れかけていたラベルを貼り替えていて見つけた本。
いつ買ったのか記憶にない程古くて、今では絶版らしい。
読みやすい愉快な本だから、読んでみて!
次の文庫の日は、6月20日です。
(芝 直子