「ケルンのこびと」2017年12月16日 

今日のまゆーら 2017/12/17

今日はいよいよ成道会。
子どもたち10人ほどと、お母さん方もたくさん来てくださって、
久しぶりのお顔もあってうれしい。

なんだかんだ言ってるうちに、うちの孫の姿も。
新しいランドセルを見せに我が家に来たけれど、
私がいなかったので、家族で成道会に飛び入り参加になったのだ。

何しろうちの長男は、生後半年くらいから文庫の座布団の上で
文庫デビューをしているから、集まったお母さん方には
「えーっ、たけし君?! たけし君の子ども?」と驚かれてしまった。

お勤めをし、みいちゃんリクエストで(ありがたーいお話)も聞き、
お振舞いのお菓子も頂く。

絵本の読み聞かせは2冊で、1冊は虫の顔を見て、正体を当てる科学絵本、
『だれだかわかるかい? むしのかお』。
見開きに答えと次の写真が載っているので、読み聞かせには不向きで、
いいのかなあと思いながら、コピーをして使わせてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

もう1冊は、アウグスト・コービッシュ作の『ケルンのこびと』。
表紙と言わず、全ページにびっしり描かれた小人たちが、青い服に赤い帽子。
クリスマスカラーだわと、選んだ本だ。

 

 

 

 

 

 

 

中味はクリスマスには関係ないけれど、ケルンの町に毎晩大挙してやって来て、
みんなが寝静まっている間に、色んな仕事を代わりにやってくれる小人たちの話。

ソーセージを作ったり、家を建てたり、洋服を作ったり、大活躍だが、
だーれもその姿を見た事がない。
どうしても正体を見たくてたまらない洋服屋のおかみさんが…。

一斉に町から飛び出して、二度とやって来なくなった小人たちは
どこに行ったのかしら。
うちに来てほしいなあ。
絶対に姿を見ようなんて、しませんから。

写真はその後でお汁粉を頂いている様子。
お代わりにはお団子だけもOKと言って、たくさん食べてもらった。
あっさりして、和子さんのお汁粉はいつもおいしい。

 

 

 

 

 

 

 

それから本堂では百人一首大会が始まる。
普通に取らずに、札を飛ばして取るのだとか、スタイル重視の百人一首だ。
一番はりこちゃんかゆきや君か。

さて、お堂でおしゃべりに夢中のお母さん方を置いて、
子どもたちは文庫に移ってカードゲームをして遊ぶ。
その後、寒いのに風船をついて、境内を走り回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の文庫は今日でお終い。
皆さま、よいお年を!

次の文庫の日は、1月6日です。
(芝 直子)

「ズボンのクリスマス」2017年12月3日 

今日のまゆーら 2017/12/09

 

 

今日持って行ったのは、林明子さんのクリスマスシリーズ。

手のひらに乗る、とっても小さい絵本3冊だ。

 

正教寺の中の文庫だけれど、毎年クリスマスツリーの工作などを

快くやらせて下さる懐の深―いお寺なので、

文庫にもクリスマスの絵本はどっさりある。

その中でもきっと最少サイズの絵本だわ。

 

 

 

 

 

 

おじいちゃんちのクリスマスパーティーに行く時間なのに、

遊んでいてちっとも支度をしない男の子。

ズボンをはかず、パンツで遊んでいるうちに、家族のみんなは

待ちきれなくて出かけてしまう。

 

あわてて追いかけて家を飛び出したのは、

なんと、もっくんではなくて、ズボンだった!

 

パンツ姿でズボンを追いかけるもっくんがおかしくて、

いるなあ、こんなヤツ…と、職場の学童保育の男の子の顔が浮かぶ。

 

ホントに、いくら言っても片付けないランドセルが、いきなり宙を飛んで

外に飛び出してくれたら面白いのに、などと埒もないことを思ってしまった。

 

この小さい絵本、本棚に入れたら埋もれてしまいそうなので、

とりあえず返却用の場所に置いてある。

 

今日はお客がなかったので、一人でぬくぬくとストーブの前で

本を読んで過ごしてしまった。

読んだのは月刊『歌劇』12月号、宝塚歌劇団の定期雑誌で、

隅々まで読むと今の宝塚がよくわかる…って、読まなくても知ってるが。

 

さて次回は成道会。

誰か来てくれるといいなあ。

 

次の文庫の日は、12月16日です。

(芝 直子)

「まほうのえのぐ」2017年11月18日 

今日のまゆーら 2017/11/20

 

 

雨上がりですごく寒くなった文庫には、はるかちゃんとママ。

夏に初めて来てくれた時より、ずっとお姉さんになったはるかちゃんだが、

今日は入口の段をあがり損ねて顔を打ち、大泣き。

 

ぽたぽた落ちる涙を拭こうと、ハンカチネズミの尻尾をくっつけたら

泣きやんでくれて、ほっとした。

相変わらずかわいいなあ。

 

本棚から次々に絵本を出して来ては、ママに読んでもらっている。

取り出した絵本を、「まちがい」とまた本棚に戻すので、

読んでほしい本をちゃんと選択しているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、お手玉を頭に乗せて、「お池にぽっちゃん」と

手に受ける遊びで大はしゃぎの様子だ。

最近のマイブームらしいぞ。

 

ところで、林明子原画展に行って来たとのことで、お土産を頂いた。

『まほうのえのぐ』の絵がついた、きれいなメモパットだ。

 

『まほうのえのぐ』は林明子作・絵の絵本で、あいにく文庫にはない。

お兄ちゃんの絵の具を貸してもらった女の子が、

絵の具をヘビに咥えていかれて、追いかけて行った森の中で

たくさんの動物たちと一緒に絵を描くお話。

 

 

 

 

 

せっかくだから文庫にもこの際入れようと思う。

そしたらはるかちゃんが神戸のおうちに帰ってしまっても、

本を見るたびに思い出すから。

 

原画展には、『こんとあき』のきつねのこんのぬいぐるみもあったそうだ。

『こんとあき』の本には型紙っぽい絵がついているから、

器用なはるかちゃんママなら作れるのではないかしら。

 

ところで、成道会のお知らせです。

今年の成道会は、12月16日の土曜日になりました。

時間は2時からです。

 

ぜひ皆様おいで下さい…と藤浪さんからの伝言です。

今年もお汁粉、あるかなあ。

 

次の文庫の日は、12月2日です。

(芝 直子)

「ドラゴン・スレイヤー・アカデミー」2017年11月4日 

今日のまゆーら 2017/11/09

 

 

いいお天気の文庫に、元気なお客様たち。

くるみちゃん・あいりちゃん姉妹に、はるかちゃんも来てくれた。

そこへりこちゃんのママも。

ご用のりこちゃんに代わって、本の続きを借りに来てくれたとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものようのにくるみちゃんたちとカードゲームをし、

はるかちゃんもいっしょにスポット・イットで盛り上がる。

 

それではと、ちょうど持って行っていた、ぺったんたまごをみんなに進呈。

ぷにぷにした生卵みたいなおもちゃで、握るとむぎゅーっと黄身が…。

お母さん受けはしないかも。

 

 

 

 

 

 

さっそく握って遊んでいるくるみちゃんたちを撮影。

何でてきているのだろうと、ちょっぴり不安だったけれど、

袋の小さい字の英語を読んでくれたはるかちゃんママのせっちゃんが、

原材料は水だと教えてくれた。

食品衛生法もクリアしているらしい。ホッ…。

 

だったら万一口に着いても大丈夫だろう…って、

自信の無いややこしいものを持って行くなと言う話だわ。

 

ところでりこちゃんが続きを読みたくて、ママが借りに来てくれたのは

確かドラゴン・スレイヤー・アカデミー。

ケイト・マクシュラン作の、全10巻の物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結構読みやすくて面白い冒険ファンタジーだが、

確かこのシリーズをリクエストしてくれたのは、懐かしいいっと隊長だった。

 

どちらかと言うと男の子受けするけれど、

もちろん楽しい本なので誰にでもおススメできる。

 

ところで、今回本の写真が背表紙になったのにはワケがある。

表紙のアニメチックなにぎやかな絵が、実はホログラム?になっていて、

傾けると違う絵が出てくるのだ。

 

だから表紙の写真はイマイチぼやけて写るから、

鮮明な写真の物がない、と言う訳。

 

いろいろな本があるなあ。

文庫にはまだまだ面白い、変な本もあります。

また見てね。

 

次の文庫の日は、11月18日です。

(芝 直子)

「ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん」2017年10月21日 

今日のまゆーら 2017/10/25

 

 

またもや台風接近とのことで、激しい雨。

きっとだれも見えないと思っていたら、何ヶ月振りかで

りこちゃんがお母さんと一緒に来てくれた。

 

久しぶりのりこちゃん、ちょっぴり大人びている。

もう、ちっちゃい妹の、りこちゃんではないぞ。

 

お母さんと久しぶりにおしゃべりしていたら、

大人びたりこちゃんの写真を撮り忘れた。

一生の不覚だわ。

 

明日の投票日の話とか、暑かった運動会のこととか、

おしゃべりばかりで、うるさかったかも。

ごめんね、りこちゃん。

 

だって、運動会の場所取りに夜中の1時から校門前に並ぶとか、

びっくりする話が一杯だったのよ。

 

とりあえずりこちゃんにこんなのはどうかしらと、

片っぱしからおススメ本を並べてみたら、

お母さんがお姉ちゃんが好きかもと、たくさん借りて行ってくれた。

 

文庫を開いていてよくあるのは、

気に入った本に出会ってくれたかしら、と

その子が帰ったあとですごく気になってしまうこと。

 

今日はどうだったのか、おしゃべりばかりしていた反省。

きっと、うまく対応できなかったのではないかと…。

りこちゃん、また来てね。

 

りこちゃんが帰ってから、和子さんやお客様と一緒にお茶を頂く。

よっこちゃんが淹れてくださったこぶ茶のお茶受けが

冷凍のブルーベリーだった。

 

酸っぱいものが苦手で、少しだけ頂いた。

うちではジャムにして、甘ーくしている。

そんな話をしていて、ブルーベリーの絵本を思い出した。

 

エルサ・ベスコフ作の『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』。

文庫にずっと前からある、とてもきれいな絵本だ。

 

 

 

 

 

 

男の子のプッテが、お母さんのプレゼントにブルーベリーを摘みに行き、

森で小人のお爺さんに会って、魔法で小さくなって…。

ブルーベリーの森で不思議な冒険をするのだが、

何よりも絵の美しさに圧倒される本だ。

 

あんまり古いので色があせて来ていて、ちょっと残念だけれど、

文庫にあるのでぜひ絵だけでも見てください。

 

そもそもブルーベリーっていう果物?か、木の実?を知ったのは、

この絵本だったのです!

いいなあ。

 

次の文庫の日は、11月4日です。

(芝 直子)

「らいおんみどりの日ようび」2017年10月7日 

今日のまゆーら 2017/10/16

 

 

今日は早々にくるみちゃんとあいりちゃんが来てくれた。

くるみちゃんはもう1年生で、この前は運動会でかけっこをしたそうだ。

あいりちゃんもいつのまにか平仮名が読めるようになっていて、びっくり。

 

二人と、トランプやカルタ、ヘビのカードゲーム、スポットイットなど

手当たり次第に次々カードゲームで遊ぶ。

 

カルタはくるみちゃんが選んだ『ぐりとぐらカルタ』。

平仮名が読めるようになったあいりちゃんも、しっかり参加して、

すばやく取ることが出来る。

 

トランプのばば抜きだけは、小さい手に持ち切れないのと

数字の同じのを探すのが難しかったけれど、仕方ないよね。

6と9や、JとKの同じような絵柄のは、おばちゃんだってアヤシイわ。

 

なんだかんだと一杯遊んだ後、二人が帰るのと入れ違いに、

ぐりとぐら好きのはるかちゃんが来てくれたので、

またカルタを出して見てもらう。

 

中に緑色のライオンが出てくる札があるのが、さっきから気になっていたのだ。

ぐりとぐらに緑色のライオンなんて出てきたっけ?

ママのせっちゃんも分からないと言う。

 

ぐりとぐらが森のみんなにカステラをご馳走するシーンには

確かに色んな動物がいたけれど、さてどうだったかしら。

 

帰ってから調べたら、おんなじ作者・中川李絵子作・山脇百合子絵の中に、

『らいおんみどりの日ようび』があるのを見つけた。

50年も前の本らしいけれど、今も売っているので、買うことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャベツが好きな緑色のライオン、らいおんみどりが、

サーカスを始めるお話だ。面白そう。

この作者コンビの本は、たいてい知っているつもりだったのになあ。

 

さてその後にやって来てくれたのは、もう一人のはるちゃん・はるなちゃん。

学校帰りの制服で、ゲーム機片手にやって来た。

 

なんでも入手困難なゲーム機だそうで、

せっちゃんがそばから、パパも欲しがっているので、

海外出張の時に買ってくる予定らしい、と

値打の分からん私には鳩マメの情報を教えてくれた。

 

写真はそのゲーム機を興味津々で横からのぞくはるかちゃん。

はるちゃんコンビの写真が撮れた。

 

 

 

 

 

 

次の文庫の日は、10月21日です。

(芝 直子)

「ぐりとぐらとくるりくら」2017年9月30日 

今日のまゆーら 2017/10/02

 

 

安原小学校は運動会。

側を通ったら人と車が一杯で、運動場はとてもにぎやかだった。

お天気もいいし、絶好の運動会日和。

りこちゃんやゆきや君たちもその中にいるはずだ。

 

だからきっと今日の文庫はひっそりかも、と思って、

家から読みかけの『デルトラ・クエスト』第2シリーズを1冊持参。

 

余談だけれど、『デルトラ・クエスト』はなかなか怖ろしい本だ。

この前、大事な用事の前に、あと10分あるからと思って、つい手に取ったら、

ハッと気付いた時には30分経過していた(泣)

『デルトラ・クエスト』、恐るべし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを読み終わった頃に帰って来られた和子さんとおしゃべりしていたら、

かわいいお客さんが来てくれた。

せっちゃんのお子さんの、はるかちゃん。

 

ママは一か月前に男の子をご出産!

おめでとうございます。

その赤ちゃんをおじいちゃんに預けて、

ママとはるかちゃんが遊びに来てくれたのだ。

 

前にぐりとぐらが大好きだと言っていたはるかちゃん。

その時、文庫にある指人形のぐりとぐらが気に入って、喜んでくれたのだけれど…

 

そしたらなんと、今日ちっちゃいカバンから出てきたのは、

はるかちゃんのマイ・ぐりとぐら。

 

 

 

 

 

 

 

ママが本の型紙を参考に、作ってくれたそうだ。

すごい、帽子もズボンも全部絵本の通りで、ちゃんと足もしっぽもある。

文庫のは指人形だから、足は無いもんねぇ。

 

マイ・ぐりとぐらを抱っこして、絵本と一緒に記念撮影。

絵本は中川李絵子作・山脇百合子絵の、『ぐりとぐらとくるりくら』だ。

 

 

 

 

 

 

 

「あさごはんははらっぱで・・・」と、サラダとサンドイッチを持って出かけた

ぐりとぐらが、手長ウサギのくるりくらに出会うお話。

 

初めは帽子をひょいと取られちゃうけれど、すぐに仲良しになって、

木のてっぺんに連れて行ってもらったり、雲のボートに乗ったりする、

リズミカルで楽しいお話だ。

 

そう言えば、ぐりとぐらの帽子って、おんなじじゃないのね。

ぐりの方がとんがっていて長く、ぐらのは少し丸くて短い。

 

全然知らなかった!

教えてくれたのは、型紙で帽子を作ったばかりのはるかちゃんママでした。

 

次の文庫の日は、10月7日です。

(芝 直子)

「なんでも魔女商会」2017年9月16日 

今日のまゆーら 2017/09/19

 

 

台風接近で、朝からずっと雨。

お客様の無い文庫は静かで、本を読むにはもってこいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座り込んで、あんびるやすこ作の『なんでも魔女商会』を読みふける。

たしか12冊買っていたはずなので、うれしいことに

足りない5冊は誰かが借りてくれているらしい。

 

文庫に並んでいる7冊ほどを片っぱしから読んでいたら、

初めてこの本を買った時の事を思い出した。

 

ふいにどなたからか寄付を頂いて、たくさん本を買うことになった時、

来ていた常連さんたちがリクエストしてくれた本だ。

それまで聞いたことのない本で、私は『なんでも魔女紹介』と勘違いした。

 

学校で人気の本だと教えてくれたのは、あいかちゃんだったかしら。

もう7年も8年も前のことで、記憶が…。

 

買ってみたら本当に面白くて、私も、みんなも楽しませてもらった。

そのみんなも、そりゃあ7年経てば高校生位にはなるわなあ。

きっと今は違う本に夢中になっているのかも。

 

このシリーズ、確か発行以来10年くらい経っていて、

今は20数冊出ていると思う。

続きをとりあえず20巻位まで買ってみよう、ブックオフで。

 

誰かまた続きを読んでくれるといいな。

 

次の文庫の日は、9月30日です。

(芝 直子)

「デルトラ・クエスト」2017年9月2日 

今日のまゆーら 2017/09/06

やっと2学期。
朝晩は急に涼しくなって、過ごしやすくなった。

文庫は、お部屋を片付けて準備していただくのがお気の毒な位、ひっそり。
今日はお客ゼロかなあと、せっせと風車の工作見本を作っていたら、
はるちゃんが来てくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回ゆきや君らが作った、ステンドうちわを作る。
ドッグランとその外で見ているネコ、とのことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかくきれいにシールを貼れたのに、間の柵をマジックで書くときに
私が間違えて、角度がおかしくなってしまった。
本当にごめんね。
いいよいいよと言ってくれる優しいはるちゃんなのだった。

夏休みに本読んだ?と聞いたら、たくさん読んだ本を教えてくれた。
いっぱい、知らない世界を旅したんだと思う。いいなあ。

さて、知らない世界と言えば、これ以上ないくらいの本を紹介。
エミリー・ロッダの有名なシリーズで、『デルトラ・クエスト』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勤務先の3年生専用の学童保育施設に、県立図書館から借りてあるものだ。
3年生たちばかりなので、少し難しい物語の本を混ぜておいたら、
本好きの男の子がせっせと読んでいる。

でも彼は『デルトラ・クエスト』は、第1シリーズ全8冊を読破済み。
「おもしろいなあ」と言いながらぼちぼち読んでいる私に、
最後の巻の合言葉を教えてくれる。
えーっ、それはまだ聞きたく無かったりして。

彼にぜひ第2シリーズと第3シリーズも読んでほしくて、
この際買うことにした。

アニメや漫画にもなったというくらい、宝物を一つずつ集めて
失われた王国を蘇らせる、ゲームのようなお話だ。
男の子が好きそうなお話で、でもこれを活字で読むのはすごい。

ここだけの話、彼は授業中にもついつい物語の本を読みふけっていて、
先生によく叱られるらしい。
1学期の自分の目標は、「授業中に本を読まない」だったとか。
そんな子、好きだなあ。

文庫でも読んでくれる子がいるなら、『デルトラ・クエスト』、入れるんだけどなあ。

次の文庫の日は、9月16日です。
(芝 直子)

「ブレーメンのおんがくたい」2017年8月19日 

今日のまゆーら 2017/08/23

夏休みも後半戦。
もしかしたら夏休みの工作を目当てに、お客があるかも…と思って
うちわの工作を準備。

ステンドうちわなる商品名で、透明のうちわにやはり透けて見えるセロファンを
貼って作るだけのものだ。
光を通してきれいに見えるが、作り方は簡単。

 

 

 

 

 

 
やって来たゆきや君と、つばさ君は5年生なので、
さて5年生の作品に仕上げるにはデザイン力が勝負かも。

二人にそう言って、見本に作って置いた作品を見せる。
影絵でブレーメンの音楽隊のシルエットになったものだ。

「何か分かる?」
「あ、知ってる」とつばさ君。
ゆきや君は「分かる。馬と犬と猫と鶏!」
「…いや、それはそうだけど」

ブレーメンの音楽隊を知らなかったゆきや君に、
まずグリムの作ったお話から聞いてもらう羽目になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながらブレーメンの音楽隊の絵本が見当たらなかったのだ。
「昔、年取って働けなくなったロバがいて…」
年を取って飼い主に殺されそうになった動物たちが、
ブレーメンの町に行って音楽隊に入ろうと、出かけていくお話。

でも途中の森の中で泥棒たちのすみかを見つけて、泥棒たちを追い払い、
そこを住みかにして、めでたしめでたし、結局ブレーメンには行かないんだけど。

『こねこのピッチ』でおなじみのハンス・フィッシャーが50年も前に
『ブレーメンのおんがくたい』を出しているから、探してみよう。
見覚えがあるから、どこかにあった気がするんだけどなあ。

さてそれはともかく、5年生らしい作品をめざしたゆきや君は
CM動物特集とやらで、アフラックのアヒル、ふてニャン、おとうさん犬を完成。
つばさ君はライオンにチャレンジしていた。
出来上がったうちわを顔にかざして、記念撮影。

そこへ来てくれた小さなかわいいはるかちゃんも、ママに切ってもらった
四角や丸などのピースを貼って、きれいなうちわを作った。
そっちの写真を取り忘れたのが残念。

夏休みももう少しで終りだ。
次の文庫はもう9月。
その頃にははるかちゃんがお姉ちゃんになっているかも、ね。

次の文庫の日は、9月2日です。
(芝 直子)