おひなさまの日。
でもひな祭りにちなんだ工作のネタもなくて、
買い置きの本をかついで文庫に行く。
春みたいに暖かい境内で、よっこちゃんがお庭の手入れをしていた。
なんでも先日は芝生焼きまでしたそうな。
門の中の芝生がきれいに焼かれて、春の新芽を待っている。
さて文庫はお客が無かったので、おひなさまの代わりに持って行った
新作の工作準備。
とはいえ、『ガリガリトンボ』、昔からある工作だと思うけれど、
私は出来なかったのよね。
それを教えて頂く機会があったので、自分でもやってみようと、
材料を持って行って、多分ヒマ(?)な文庫で下準備という次第。
買ってきた竹製のお箸に、直径1ミリの穴をあける作業。
ピンバイスではうまくいかず、ルーターの先に1ミリの錐を取り付けてみた。
一人文庫に座って、竹の箸に地道に穴あけ。
なかなか中心に開けられず、地味な作業の割には疲れた。
そっか、老眼鏡を忘れたせいだわ。
箸に巻き付けた針金の部分を、別の割り箸で強くこすると、
上の紙製のプロペラがグルグル回るというものだ。
またいつか文庫でもやろうね。
さて、文庫に持って行ったのは、先日はるちゃんがリクエストしてくれた
『おばけマンション』シリーズ5冊と、宇佐美敬子作の『影なし山のりん』。
『影なし山のりん』は、小学校中学年くらいの女の子向きの児童文学で、
『おばけマンション』ほど軽くはないが、読みやすくてしっかりしたお話だ。
表紙の狐のシルエットをした岩は、狐岩。
山の少女りんが、狐岩や動物たちの力を借りて村を救うお話。
本棚に入れたので、ぜひ読んでください。
次の文庫の日は、3月17日です。
(芝 直子)