和歌山内観研修所

和歌山内観研修所

内観法とは

実業家であり宗教家でもあった吉本伊信氏が自己の求道体験をもとに、宗教色を廃し試行錯誤の末生まれた、誰でも簡単に自己訓練出来るよう構成された精神修養法、心理療法。
西洋からの輸入が多い心理療法の世界にあって日本で開発された数少ない心理療法の一つです。

心理療法としての効果が認められ種々の研究機関にて研究・実施されています。
日本内観学会は2018年で第41回目となります。
その他、日本内観医学会、国際内観会議等が開催され研究が深められています。

和歌山内観研修所 正教寺

開発者
吉本伊信
方 法
身近な人(主に母)に対して子供の頃から現在までを数年ずつに区切り
①その人からして貰ったこと。
②その人にして返したこと。
③その人に迷惑かけたこと。以上の3項目に絞り具体的な事例を、その時の自分の気持ちや相手の気持ち考えながら思い出す。1~2時間毎に訪れる面接者に数分程度の要約し説明する。母に対しての内観が終わると、父・兄妹・祖父母・友達・同僚・上司・・・等に対象を広げていく。
「嘘と盗み」「養育費の計算」というテーマも適宜与えられる。
対 象
自己啓発・悩みの解決・対人関係の改善の為、
自発的に内観に取り組もうと考えている方。
心理療法として各種神経症の克服を考えておられる方。(医療機関からのご紹介)
宗教家の方(宗教・宗派を問わずご自身の信仰心を掘り下げたい方)

自分で考え取り組もうとする強い自我が必要とされていますので、どの場合でも自発的態度が大切となります。
取り組みに対する自我が弱い方はご家族がされる方法もあります。
共感効果が療法を必要としている方へ転移するため家族療法としての効果があるようです。

簡単な方法なのでご自分での実践が可能です。
その場合毎日就寝前に30分のように決められると良いと思います。

内観療法

内観法を心理療法として行う場合を内観療法と呼んでいるようです。
西洋からの輸入が多い心理療法の世界にあって日本で開発された数少ない心理療法の一つです。

アルコール依存症、各種神経症には効果が認められるとのこと。
器質性精神障害、精神病性障害など重篤な場合は医師等の専門家にご相談下さい。

現状の研究では内観療法が不向きとされている障害もあるようです。
内観療法を研究している医療機関がありますので訪ねてみて下さい。

和歌山内観研修所 内観のプログラム

集中内観研修

(集中内観の募集はしばらくお休みします。 自己発見の会で紹介している研修所をお勧めします。)

研修期間
日曜日午後2~4時スタート 土曜日午前9時頃終了
研修費用
60,000円(研修費、食費、宿泊費込み)交通費は含まれません。
日  数
6泊7日
1日目
受付と説明(約1時間)→午後9時就寝
2日目~6日目
午前6時起床 約30分の清掃後内観研修→午後9時就寝
6日目の夜のみご希望の方には感想文を書いていただいています。
7日目
午前6時起床 約30分の清掃後~午前9時まで内観研修→解散

1日内観研修

研修開催日
随時お受けしています。事前にご予約お願いします。(メールまたは電話・FAXにて)
電話
073-479-1871
FAX
073-494-3161
開催時間
午前8時半~午後4時
参加費
4,000円(昼食込み)

子どもの内観研修

子どもの内観研修

子供さんの問題で子供さんが内観される場合は、親御さんもご一緒にしていただきます。(親御さんが内観経験者の場合は、子供さんだけの内観研修受け入れをさせていただきます。)

基本的には上記「集中内観研修」とカリキュラムは同じです。
子供の場合、調べる期間が短く、集中力も持続しにくいため併設の「まゆーら文庫」で読書や本の読み聞かせを行ったり、おやつの時間等を設け柔軟に対応しています。

内観の流れ

内観の流れ

和歌山内観研修所 正教寺

内観は、お受けになられる方がひとりで静かに過去の自分と向き合います。
具体的には、幼稚園くらいの年齢から3年程度に区切り、過去の自分を思い起こします。
つまり、思い出や記憶を呼び戻すのです。

その内容としては、
・してもらったこと。
・して返したこと。
・迷惑をかけたこと。
このことについて思い出して考えます。

それが、約1時間で2~3分の面談があります。
面談では思い出したことを話すのではなく、次の時期について指示を受けるのが主な内容です。

しかし、色々お話になられる方も居られます。話して発散することが目的では無く、自分で振り返り思い出したことを踏まえて次の時に繋げます。
繰り返す事で今までの人生を振り返ります。

1日中この繰り返しです。食事も運ばれます。集中する事以外に必要なことはありません。
人生を思い起こし、次の人生を切り開くことのきっかけが内観であります。

和歌山内観研修所 内観関係団体

日本内観学会

理事長
堀井 茂男(慈圭病院)
事務局
三和中央病院(長崎県) 日本内観学会ホームページ

日本内観医学会

理事長
久保千春(九州大学病院院長、九州大学医学部診療内科)
事務局
九州大学大学院医学研究院心身医学内 日本内観医学会事務局

日本内観研修所協会

研修所の相互研鑽の場として活動。
内観創始者吉本伊信先生のもとで開催されていた内観懇話会が母体。

自己発見の会

内観を体験した人、これから体験しようとする人、内観に興味を持つ人、心の問題に興味を持つ人が集い、互いに励ましあいながら内観を深めていくと共に、少しでも多くの方々に内観の存在を知って頂こうという目的で設立された会。

自己発見の会ホームページ

入会特典
各種イベント・研修会割引
電話相談受付(無料)
会費
個人会員 年5,000円
入会申込み

郵便局(ゆうちょ銀行)振替口座
記号番号 00930-2-332771
口座名称 自己発見の会(ジコハッケンノカイ)

年会費 5千円をお振り込み下さい。
通信欄に入会希望と明記し必ず電話番号をご記入下さい。

問合せ
自己発見の会事務局
〒533-0023 大阪府大阪市東淀川区東淡路3丁目3番36号 ふうや内観研修所
Tel.06-6323-7267 Fax.06-6325-8615
営業時間 9:00~17:00 休日 土・日・祝日
ホームページ https://www.n-classic.net/

和歌山内観研修所 国内の内観研修所

大学教授や、臨床心理士或いは内観創始者吉本伊信師のもとで助手として働いておられた方等、実績、経験豊かな方々が運営している研修所も数多く有ります。各研修所は独自に運営されています。
興味をお持ちの方は文献、ホームページ等参考になさって下さい。
日本内観学会、日本研修所協会等に所属し継続的に研鑽を図っている研修所をお勧めします。
企業や各種団体でも独自に研修を実施している場合がありますが、その団体の独自の考えが組み込まれている場合があります。

研修所名 代表者 住所 電話
大和内観研修所
(内観発祥の地)
真栄城輝明

奈良県大和郡山市高田口9-2

0743-52-2579
ひろさき親子内観研修所 竹中哲子 青森県弘前市緑ヶ丘1-4-8 0172-36-8028
瞑想の森内観研修所 清水康弘 栃木県さくら市喜連川5694 028-686ー5020
白金台内観研修所 本山陽一 東京都港区白金台3-13-18 03-5447-2705
東横イン箱根国立公園
内観研修所
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1284番47 0460-4-0300
静岡内観研修所 福田等 静岡県牧之原市榛原町細江194-15 0548-22-1149
北陸内観研修所 長島美稚子 富山県富山市文珠寺235 076-483-0715
奈良内観研修所 三木潤子 奈良市学園大和町3-227 0742-48-2968
大阪内観研修所 榛木美恵子 大阪市東成区大今里南6-14-15 06-6975-2131
ふうや内観研修所 橋本俊之 大阪市東淀川区東淡路3-3-36 06-6323-7267
和歌山内観研修所 藤浪紘 和歌山市冬野1045 073-479-1871
山陽内観研修所 林孝次 広島県尾道市栗原町10978 0848-25-3957
米子内観研修所 木村慧心 鳥取県米子市三本松1-2-24 0859-22-3503
蓮華院誕生寺 川原英照 熊本県玉名市築地2288 0968-72-3300
沖縄内観研修所 平山恵美子 沖縄県島尻郡知念村字久手堅267-1 098-948-3966

和歌山内観研修所 行事記録

  • ご案内:日本内観学会認定資格制度開始

    和歌山内観研修所からのお知らせ 2018年05月27日
    日本内観学会の認定資格制度がスタートしました。 認定医師、認定心理療法士、認定内観面接士 以上の認定資格が誕生しました。   内観面接士は 日本内観学会が内観面接に最低必要と考えられる教育課程を 終了することで … 続きを読む
  • 竹子会での半日内観研修のご案内

    和歌山内観研修所からの行事予定 2017年09月22日
    和歌山内観研修所では 9/24 日曜日 朝8時から12時まで 和歌山市冬野 雲城山正教寺本堂をお借りして 半日内観会を開催します。 お寺をお借りするので はじめに数分程度の読経があります。 宗教・宗派に関係なくご参加いた … 続きを読む
  • 自己発見の会が再始動しています。

    和歌山内観研修所からのお知らせ 2017年05月04日
    内観を経験した方々の集い 自己発見の会を ご存じの方も多いでしょう。 かつて「やすら樹」という冊子を発刊していました。 2011年に125号を発刊してその活動を 休止していましたが、 このたび運営を30代の若い方々に世代 … 続きを読む
  • 過去の記事はこちらから
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