「栗栖ちくりん」 2016年9月3日
2016年09月10日
やっと9月。
始業式も終わって、2学期が始まったというのに、
なんとも時期遅れの工作をした。
「これを夏休みの工作に出したら良かった」と
りこちゃんが言うのもごもっとも。
素麺などの木箱を使った、木の迷路だ。
好きなように木の仕切りを立てて作った迷路を、ビー玉を転がして遊ぶ物。
あちこちにアルファベットのついたビーズが隠れているので、
好きな順路を考えて遊べる。
中には進路を邪魔する貝殻や、ゴールの場所には2枚貝があって、
ビー玉を中に入れたらゴールになるのだとか。
白いビー玉が入った様子は、「真珠みたい」とさやちゃん。
作ったのはさやちゃんと、りこちゃんの二人だったけれど、
夏休み中に出来なくてごめん。
来年はもっと時期を考えるわ…って、鬼が笑うか。
さて今日の本の紹介は、いわむらかずお作の『栗栖ちくりん』。
『夕日の丘のなかま』シリーズの第1巻で、
栗栖ちくりん、っていうのは主人公の名前。
さて何の動物でしょう。
答えは夕日の丘に住んでいる、自称探偵のリスの名前。
因みに奥さんは、栗栖しょくりん。
夕日の丘には、他にもフクロウやネズミ、キツネ、カラスやコジュケイ…
農場に飼われている牛たちも、重要なメンバーだ。
字が大きくて読みやすいから、1,2年生でもスラスラ読めるわ。
動物たちの名前が面白いの。
赤ネズミの根津あかねさんとか。
空飛ぶ怪物の正体を、栗栖ちくりんさんが探るお話で、
続きのシリーズと一緒に次回持って行くので、ぜひ読んでください。
面白い本を見つけた時はうれしくて、誰かに読んでもらいたくなります。
写真は、迷路を作ったあと、ドールハウスで遊んでいるさやちゃん。
写真で見ると、なんとお兄ちゃんのいっと君によく似ていること。
いいなあ。
次の文庫の日は、9月17日です。
(芝 直子)