今日のまゆーら

  「ふしぎなたけのこ」 2019年4月20日 

2019年04月26日

 

 

今日は花祭り。

とってもいいお天気で、久しぶりに文庫に子どもの声が聞こえて、

うれしい日になった。

 

 

 

 

 

 

実は家から文庫に向かう途中、お花を持って歩いている

10人位の親子連れを見たのよね。

 

ん? 何だか花祭りっぽいけど、見覚えのない方たちだし、

まさか違うよね、と思っていたら、その方たちがホントに正教寺に来てくれた。

 

お母さんのお一人が、小学校の頃の常連さんだったらしく、

他の方たちを誘ってきてくれたそうだ。うれしいなあ。

 

常連さんだったらしい、なんて失礼な書き方になったのは、

文庫の時間以外によく来てくれていて、私があんまりお会いしなかったかららしい。

それともすっかり大人になって、見違えてしまったのかも。

かつての小学生が、いいお母さんになっているんだもの、見違えてしまうわ。

 

久しぶりに小さいお子さんたちが花御堂にお花を献げて、

誕生仏様に甘茶を掛けてくれた。

恥ずかしくて、その後ゴソゴソと花御堂の下に這い込む子もいて、可愛い。

 

文庫にも入って来て、『たんけんライト』で盛り上がったり、

『やさいのおなか』にチャレンジしたりして、帰りには本を借りてくれた。

久しぶりに(ザ・文庫)だわ。

 

タイトルの『ふしぎなたけのこ』は、花祭りの読み聞かせの1冊。

松野正子作、瀬川康男絵の、50年以上前に出版されたとっても古い絵本だ。

山奥の村で、たけのこにしがみついてぐんぐん持ち上げられたたろが、

そのままどーんと倒れて行った先が、なんと海辺だったというお話。

 

 

 

 

 

 

その筍を道しるべにして、村の人たちは海の幸を手に入れるのだ。

ジャックと豆の木を連想してしまうわ。

瀬川康男さんの絵が、民話の懐かしい雰囲気を蘇らせて素敵だ。

 

花祭りの読み聞かせに何を読もうかと、文庫の仲間に相談したら、

彼女がパッと挙げてくれたのがこの本。

うん、確かにこの時期そこらじゅうで筍が溢れているわ。

 

和歌山あるある…で、ミカンと筍は季節になると必ず回って来る、と

聞いたことがあるけれども、今年はまだ回って来ないなあ。

明日どこかで筍を買って、季節の恵みを頂くことにした。

 

もう一冊読んだのは、『かえるのどびん』。

次回に紹介できたらいいな。

 

次の文庫の日は、ゴールデンウイークになるのでお休み。

今日初めて来てくださった方に、祭日はお休み、って言わなかった!

だから次回は5月18日です。

 

(芝 直子)