今日のまゆーら

  「ちっちゃなねずみシリーズ」 2019年5月18日 

2019年05月20日

長過ぎたゴールデンウィークも終わって、一か月ぶりの文庫。
前回の花祭りの時に来てくれた、はなねちゃんがママと一緒に来庫。

前回借りた『たんけんライト』と『やさいのおなか』が気に入ってくれたとのことで、
今日もたくさん絵本を見て、8冊も借りてくれた。

そんなにたくさん借りてくれるのなら、ぜひ正式な貸出ノートを作らせて!
と言う訳で、なんと4年ぶりに入会カードを書いてもらい、ノートを作った。
本好きなはなねちゃんだったら、きっとたくさん読んでくれそうでうれしいな。

この4年の間にも、新しいお友だちは何人か来たのだが、
工作目当てだったり、まだ小さくて貸出ノートを作るまでにはならなかったり。

久しぶりに、絵本をメインに、文庫に来てくれるお客さんになりそうな予感。
やっぱり文庫はこうでなくちゃ、と一人ニタニタしてしまう。

ところでその文庫が、何やら風雲急を告げてきた。
なんと文庫の古い本棚を入れ替え、壁も床もきれいにリニューアルするらしい。

来る子も減って来てるのに、なぜお金のかかるリニューアル?と思ったが、
和子さんが「最後の一人の子にも、きれいな文庫で過ごしてほしい」とのこと

うーん、そう言われると。

この前の伊藤忠の文庫功労賞の副賞のお金を、リフォームの原資にするそうだ。
そのお話を聞いて、それは大変だ、と取捨選択する備品や本を思案してしまう。

これは無くていい本、と、別に置いている本以外は、捨てられないし、
本棚が変わるなら、この際より見やすく並べ方も工夫したい。
なんだかんだ言っても、新しい文庫がだんだん楽しみになって来たわ。

とりあえず今日は、文庫の壁に貼っている(100冊になったおともだち)、
(200さつになつたおともだち)などの古い貼り紙を、宏典様に外してもらった。

押しピンが錆びているのは想定内だったが、
いざ外して見るとマジックが退色して読めなかったりして…。

宏典様と、ためつすがめつして、どうにか判読したので、
持って帰って新しい紙に打ち出すことにしよう。

文庫の片隅にある、サイズの小さい絵本を集めた回転する本棚も、
残すべきかどうか、悩みどころ。
あれは大昔(?)、新店のおばちゃんこと・松尾様に頂いた、学習ノートの陳列棚だ。
今日来たはなねちゃんも、クルクル回して喜んで本を見ていた。

その中にあった、モニック・フェリックスの『ちっちゃなねずみシリーズ』を、
はなねちゃんと何冊か読んだのだ。

どれも字の無い絵本で、『いろ』は、ねずみが絵の具をいたずらして混ぜて、
色んな色を作っては、体が絵の具だらけになるのがおかしい。
終いに水のコップに入って体を洗う(?)のだけれど…・
言葉がないからこそ、想像を膨らませて子どもたちとやり取りしながら読める本。

同じシリーズの『かぜ』や『いえ』も楽しい。
久しぶりに回転本棚の中をいっぱい見たわ。

さて、文庫のリニューアルのニュースを聞いて、「変わる前に行こう」とか、
「あのレトロな所が良いのに」とか言っておられるらしい、かつての利用者の皆様。
昔のままの文庫は、もうしばらくで変わってしまいます。
今のうちに名残を惜しみに来てください。

次の文庫の日は、6月1日です。
(芝 直子)