今日のまゆーら

  「バスが来ましたよ」 2023年6月3日 

2023年06月04日



 

昨日の災害級の大雨が過ぎて、青空になった。

文庫や、我が家の下の県道も通行止めになっていたし、色々大変だった。

 

いつも通りに開いた文庫で、和子さんにお話を聞いてもらったり、

持って行った本を読んだりして過ごす。

もしかしてお見えになるかも、と聞いていたお客様は

おいでにならなかったのが、ちょっぴり残念。

 

さて、和子さんとおしゃべりしていたら、欲しい本があると言われた。

何でも、ご住職がどこかで聞いてきた絵本で、

「しゃべれない人が、バスに乗る話」とのこと。

 

いやいや、それはきっと目の不自由な人と、子どもたちの交流を描いた

『バスが来ましたよ』の事だと思う。

「小さい手のリレー、って言わなかった?」

「あっ、そんな感じ。文庫にある?」

バスが来ましたよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビやネットなどで紹介された、実話をもとにして作られた絵本で、

由美村嬉々作、松本春野絵。

私も図書館で見たし、近くの旭学園にも置いてあった。

 

目の病気で失明した男性が、バス通勤の時に、

小学校の子どもたちが手助けをしてくれて、年度が替わっても引き継がれ、

ずうっと交流が続いたというお話だ。

 

「文庫には無いわ、買おうか?」

珍しく和子さんがリクエストしてくれたから、買おう!

次の文庫の時まで待ってね。

 

ところで来週は文庫の日じゃないけれど、

文庫を借りて、紀北子どもの本連絡会の総会兼例会をすることになった。

今年の紀北子どもの本連絡会の例会は、あちこちの文庫を訪ねて

これからの文庫の役割などを改めて考えようという、文庫ツアー。

 

その第1回がまゆーら文庫というわけです。

何を見ていただいたらいいのやら。

 

次の文庫の日は、6月17日です。

(芝 直子)