今日のまゆーら

  くつやのねこ

2011年08月20日

今日で夏休みの工作は最終回。
男の子向きに粘土でカブトムシを作る。

ちゃんと型があって、黒く着色した粘土を詰めて
型から抜き、ビニール針金の足を付けるもの。

なかなかリアルでいいけれど、
足のボンドを乾かすために裏返して置いた所は
殺虫剤を掛けられたゴキブリのようだ。

以前私の友だちがこれを作って、
部屋の観葉植物の葉に付けておいたら
帰ってきた高校生の息子さんが仰天。

大人げないと怒られたそうだ。

時間があったらきょうた君たちも
何匹も作りたかったのだろうけれど、
とりあえず1匹。

今日はそろそろ文庫が閉まる頃になって、
珍しいお客さんがあった。

小学生の頃、文庫に来ていた女の子が、
お母さんになって、二人のお子さんを連れて
遊びに来てくれたのだ。

きょうた君ママのみぃちゃんのお友だちで、
夏休みでお里帰りに来ているそうな。

「この本読んだわ」と、いろいろ
古い本を手にとって懐かしがってくれた。

また、文庫の子どもたちのおススメの
『へんしんシリーズ』など
新しい本をみんなと一緒に楽しんでいたが、
きょうた君とゆきや君が先回りして
言ってしまうので大騒ぎ。

懐かしがってくれたのは
馬場のぼるの『11ぴきのねこ』シリーズで、
文庫にあるのは結構ボロボロ…

でも何十年もずっと読み継がれるいい本だ。
新しいのを買うかなぁ。

新しいと言えば、今日持って行ったのが
いまいあやの作の『くつやのねこ』

とてもきれいな色遣いの本で、
作者はなんと30歳位だとか。
新しいはず!!

ご存知『ながぐつをはいたねこ』をモチーフにしていて、
貧しい靴屋のために飼い猫が活躍する話。

でも貧しい靴屋が、お金を払ってくれないのに
魔物につぎつぎ靴を作れる…?

不思議に思うべきはそこじゃない、と
叱られそうだが。

次の文庫の日は、9月3日です。
  (芝 直子)